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2008年2月28日 (木)

欧州乗り鉄の旅に出かけます

Img_0830_w 明日からちょっとの間、旅行に出ます。欧州の鉄道貨車を見れれば良いなぁ等と考えて旅程を考えました。日本でなら貨物列車の時刻表も出ているので、貨車や機関車を特定して計画を立てることが出来るのですが、海外では難しいので、あまり気にしないで鉄道に乗ることを楽しむことにします。

もともと、今頃の時期に、3月で無くなる「銀河」や「あかつき」にでも乗って、関門トンネル用のステンレスボディのEF81でも見に行こうかと思っていたのですが、突然、欧州の貨車の記憶が自分には無いことに気がつき、見に行かなくてはならないと決心した次第です。

行程はフランクフルト空港駅を起点にしてストラスブルグ、ニース、ジェノア、ベネチア、ミラノ、トリアノ、サンモリッツ、アンデルマット、アイロロ、ロカルノ、ブリーグ、チューリッヒ、ザルツブルグ、グランツ、ウイーン、プラハ、そしてウイーンに戻って空路帰国します。

この間、夜行列車で3泊。本当はもっと夜行列車の泊数を増やしたかったのですが、高くつきすぎるので3泊にとどめて後は駅前ホテルにしております。

この旅程を組むにあたって驚いたのが、全て机の前のPCでネット予約、注文が出来ることです。それだけでなく、グーグルマップで駅前、宿泊先、を検索して、日程のシュミレーションが出来てしまうのであります。実は旅立ちに先立ち、もう行ってしまった気分で、なんか物理的に行くのは面倒くさいなあ、と感じてしまっている次第です。

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2008年2月22日 (金)

トーマス クックの時刻表

Img_0826_w 時刻表は私が子供の頃からの愛読書でありますが、この時刻表の原型はイギリスで最初に作られたそうです。時刻表の無い時代は列車の時刻は、ビラのような一枚紙で案内されていたようです。

今でも、田舎の温泉宿に行くとxx駅列車時刻表みたいな紙が壁に貼られていますし、私の実家でも列車ダイヤが変るたびに新聞に折り込まれてくる駅の時刻表を大切に保管して、テレビ台の下においてあります。

列車の時刻を知る目的では本来このチラシで充分なのかも知れません。しかし、列車時刻表は列車の時刻を知るだけでなく読み物として優れたものであると確信しております。この時刻表で少年の空想はふくらみ、推理小説のトリックのネタにもなっております。

その数ある時刻表の中で、最も優れたものはトーマスクックの時刻表であるのは間違い無いでしょう。トーマスクックの時刻表もイギリスのものですが、先ほど述べた最初の時刻表ではありません、トーマスクックの時刻表は編集の上手さと、見易さを追求した結果、最初の時刻表であるブラッドショーの時刻表に勝ち残ったものなのです。

最近、欧州各国の鉄道はオンラインによる検索サービスを充実させ、トーマスクックの時刻表など比較にならないほど充実した検索結果を表示してくれます。

しかし、トーマスクックの時刻表はこのオンライン検索サービスがいくら充実しても残るでしょう。もともとこの時刻表の良さは、必要な情報を落とさずぎりぎりまで切り詰めたシンプルさ、見易さ、全体像のつかみ易さにあるのですから。

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2008年2月12日 (火)

徒長と寸詰まり

Img_0820_w Img_0810_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : Apo macro elmarit 100mm F2.8

旧暦の新年を迎えて、中国春蘭が咲きました。

蕾が育ってきたので、暖かな家の中に入れたところ、二本の花枝のうち一本のほうは、一番下から上が徒長し、上部で寸詰まりになって咲きだしました。

自分の寝室に連れ込んだ為、ただでさえ早い開花ペースに追い討ちをかけるように、光線状況が変わってしまって、しけた花になってしまったのだと思います。

かわいそうな事をしました。咲いてくれるだけで、私は幸せなのですが。

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2008年2月 2日 (土)

商店街の横道

Img_1440_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

昔は商店街に子供向けの簡単な乗り物が置かれているところが結構ありました。乗り物というより、電車や車の格好をした遊具です。大人からみればなんでもない物なのですが、子供は結構このシンプルな乗り物が好きです。単調な同じ動きをするくせに、外観のちがいから、どちらの乗り物にのるかで、争いになることもありました。

この商店街にも二台、新幹線0系と、フォルクスワーゲン ビートルタイプ1を模した乗り物がありました。この商店街のこの乗り物は何時からここにあるのか不明でありますが、かなり前からあることには間違いないでしょう。この乗り物も、これに乗って遊んだ少年少女が、若者になり、そして父親母親になってゆくのを、ここでずーっと見守っていたものと思います。

その時は、どちらに乗るかで争っていた子供たちも、成長するにつれ、そこに、こんな乗り物があったことも気に留めなくなることでしょう。ただ、なんとなく、あそこにあれがある事だけは心の片隅にとどまっているものなのです。何かの拍子に、それを確認して見たいと思ったときに、実物がそのまま残っていることは羨ましい事です。

商店街の光景は日本中から淘汰されつつありますが、こういう光景は「小京都」に匹敵するぐらい貴重なものだと思います。絶滅する前に、何とか保護の対策が講じられることを願います。

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