餘部鉄橋へ蟹を食べに行った日
Camera : Hasselblad SWC, Lens : Biogon C non T, Film : E100VS
数年前、おそらく2004年の12月。さすがに寝台特急「出雲」も181系の「はまかぜ」も、餘部鉄橋そのものも、もう危ない。健在なうちに見に行かなくては、蟹を食べに行かなくては。と思い立ち餘部鉄橋まで旅をしたことがありました。
近所の宿を予約しようとしたのですが、蟹のシーズンで、かつ、怪しい中年オヤジの一人旅なので、警戒され、なかなか上手く取れなく、結局鉄橋の真下の民宿がOKしてくれました。
確かに、最後の思い出に蟹をたらふく食って首をくくられたら、旅館も大変でしょうから、中年オヤジの一人旅は警戒されて大変なのです。団体のオヤジなら逆に温泉街では歓迎されるでしょうけど。
この餘部鉄橋もいよいよ最後の時が近づいてきました。架け替え工事が始まっております。私が訪れた時は、まず181系の「はまかぜ」から消えてゆくかも知れないと思っていましたが、これは最後まで残りそうです。
最初に消えたのは「出雲」でした。民宿の窓から二日酔いの頭で、真上の餘部鉄橋を通過する出雲をボーゼンと眺めて見送った光景を今でも思い出します。蟹の食いすぎ、日本酒の飲みすぎ、一人旅で屋根のあるところに泊まると、どうしても油断してしまうのですね。
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コメント
お世話になっておりますSCRです。よろしくお願いします。
流石はSWCの画像ですね。素晴らしいです。
歪み無し、露出ともビシっと決まってますね。
餘部もぼちぼち工事が始まったと聞いております。
SWCはヤフオクで高値になって行くのをいつも見ております(汗)
投稿: SCR | 2007年12月 5日 (水) 22時35分
SCRさま、こちらこそお世話になっております。
PC-TEAはありがたく使わせてもらっております。
端正でストレートな像になる感じで、もう少し組み合わせを考えて行きたいと思っております。
餘部鉄橋は、出雲のリベンジを誓ったままかなえることなく、架け換わってしまうかもしれません。そもそも出雲のリベンジなんて言っている段階でおバカな話なのですが。
投稿: kk | 2007年12月 6日 (木) 00時46分