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2007年12月 2日 (日)

遅ればせながら桂の葉について

Img_0633_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF100-400mm F4.5-5.6 L

ほんらい、桂は真っ先に葉が黄色に黄葉し、はらはらと落葉して行く広葉樹です。ところが私の家のちかくにある桂は黄葉が遅く、この木を基準に各地の桂を見に行こうとすると、いつも手遅れなのです。

桂は日本由来の木で学名も、カツラ(Cercidiphyllum japonicum Sieb. et Zucc)。黄葉や落葉時に、マルトールとい物質を出すためカラメルのような甘い香りを発散します。日本中に分布すると言っても北国に多く南に行くにしたがって少なくなって行きます、また水分が好きなようで谷や沼地に多く分布します。

生命力が強く寿命も長いためか巨木も多く、故事や神事にもいろいろ出てくるでしょうが、私的には、この木に一番ふさわしい「まつわり話」は「愛染桂」だと思います。ハート型の葉は新緑も黄色く色づいた黄葉も綺麗です。おまけに秋口からカラメルのようなメープルシロップを使ったお菓子のようなそんな感じの甘い香りを一面に発散させます。この香りは成分を抽出して食品添加物として香料に使われるくらいお菓子に相性の良いものです。

葉の形、色彩、甘い香り等、縁結びの木に相応しい小道具だし、巨木に育つ生命力の強さや寿命の長さ等、結ばれた恋愛にとって嬉しいシンボルです。

面白いことに、桂の木がどうしてそこに発生したのか、また葉がどうして枯れる頃香りを発する必要があるのか、そのあたりはまだ不明です。このあたりの謎も色恋の縁と同じで、何故そこに、どうしてそうなるのか、合理的に説明できないところと同じものがありますね。

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コメント

紅葉は、黄葉という言葉にした方がいいですね。
中質は、抽出の間違いですかね。

投稿: | 2012年10月18日 (木) 08時09分

どちら様か存じませんが、今晩は。

たしかに、黄葉のほうがふさわしいですね。修正しました。

実は、一般的な「紅葉」に対し、こだわりの言葉として「黄葉」があるのかと思っておりましたが、古には「黄葉」が主流の言葉だったことを、調べた結果初めて知りました。
お恥ずかしい。

投稿: kk | 2012年10月18日 (木) 22時17分

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