初めての自家調合
Camera : Bessa 2, Lens : Color Heliar 105mm F3.5, Film : Across, Home made Developer
本日初めて現像液を自家調合して現像して見ました。調合した現像液はPyrocat HDという染色現像液を元にちょっとアレンジしたものです。
これまで、現像液はKodakのHC-110という現像液を超希薄希釈して使用しておりましたが、何となく染色現像に惹かれて試してみることにしたのです。もとから4x5のシートフイルムを現像ムラを起こさずに現像する方法はないかとあれこれ考えていたこともあります。
シートフイルムを上手く現像するには、ドラムを使って連続攪拌するのが一番だと思うものの、私はドラムを回転させる道具をもっていないので、反対に希薄現像液を使って半静止現像でできないかと考えていたのです。
この目的で、いろいろ調べているうち、Pyrocat HDの超希薄現像液が一番かも知れないと考え、自家調合してテストを開始しました。私はこの現像液は超希薄現像だけで使うつもりなので、ヨウ化カリウムをほんの少し加え、現像のかぶりを抑制することを期待しています。
とりあえず、最初の一本は3/500の濃度で、温度は20度、35分を5分間隔の攪拌で行って見ました。ISO100で撮ったAcrossは現像過大のネガに見えます。濃度をさげるか、時間の短縮か、攪拌回数を減らすかで次のテストに移らなければなりません。
とりあえず、初めて自家調合した薬品で、まがりなりにも現像が出来、像を確認できた時は嬉しかったなぁ。
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コメント
大判の現像はタンクにしても完全暗黒になる暗室が必要ですね.その敷居が高くて家では躊躇しています.職場からも暗室はなくなって行きますし,気軽に現像できる環境が羨ましい.
フジカラー・ダークレス現像機ってバイテンまで焼けるプリント現像機がありますね。あれフィルムにも流用できないかしら.しかしどちらにせよ装填する時に完全暗黒が必要ですから....
てなわけで全く経験が不足していて,場所を提供されてもいざ本番となると場所があっても失敗が怖くて業者に依頼してしまいます.自家調合以前の問題ですねorz
投稿: rensmania | 2007年11月 5日 (月) 11時53分
rensmania さん今晩は。
私はフイルムの装填は押入れか、ダークバックです。
ただ、他で使っていない予備の洗面台があって、そこで
現像しています。
残念なことは、その洗面台の上に天窓をつけてしまった
ことで、どうやっても暗室にはなりません。
家を設計した時には、暗室作業なんて想像さえしてませんでした。
投稿: kk | 2007年11月 5日 (月) 22時47分
なるほど,kkさんも苦労されておられるのですね。しつれいしました (^^;)
投稿: rensmania | 2007年11月 5日 (月) 23時29分