上高地で外来魚を考えてみた
Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105mm F4L
上高地で外来魚というと、上高地で外来魚?まさかブラックバスなんか居ないでしょ。と思われると思います。ブラックバスの猛威が報道されて、外来魚=ブラックバスまたはブルーギルというイメージがありますが、奥深い渓流の渓流魚のなかにも外来魚がいっぱいおります。
上高地近辺で言えば、カワマスがそれに当たります。この写真の魚もカワマスのようです。なんでも上高地の明神池、大正池は昔ニッコウイワナの宝庫だったものの乱獲の為魚影が薄くなり、カワマス等の放流が行われたとのこと、その為、現在イワナ、カワマス、ブラウントラウト、雑種の4種類がいるそうです。ちなみに見分け方はここを参照してください。
私の感覚では、上高地は日本で最も美しい場所のうちの一つで、また最もよく保護されているところの一つでもあるのですが、このような所でさえ、よほど強い意思が無ければ、もともとあった自然を維持することは難しいことなのだと思われます。
涼しげなネタから一転、明日から九州に旅立ちます。
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コメント
上高地、九州、夏休みしていますねぇ。うらやましい。
投稿: 會津 | 2007年8月 6日 (月) 09時14分
自分の夏休みが終わって、夏も終わった気分です。
これからはただ暑い日が続くだけ、寂しい。
投稿: kk | 2007年8月12日 (日) 15時02分
外来魚は導入に失敗した例を含めると枚挙に暇がありません…
以前はここまで生態系が撹乱されるとは思っていなかったんでしょうね。
単に食材が一つ増える程度の認識。バスのゲリラ放流に至っては遊びに過ぎない。経済的側面も含め、どのようなインパクトがあるのか小学校で議論させるべきでしょう。教師が正邪を押し付けることなく自ら認識させてほしい。
投稿: lensmania | 2007年8月12日 (日) 22時58分
ブラックバス、ブルーギルは論外にせよ、外来魚の話は難しいですね。
ただ、これは日本で最も美しい景観の一つで、今後も大切に残して行きたい上高地での話しなので辛いです。
投稿: kk | 2007年8月13日 (月) 21時22分