折尾駅に再会を誓う
camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L
折尾駅は前から行って見たいと思っておりました。あのあたりの線路がどうなっていたのか見てみたかったのです。
鉄道で九州に入ると、門司から博多までの間、鉄道が好きな人にとってはワクワクする光景です。線路が次から次と分かれてはまた合流します。線路が少なくなった今でさえそうですから、山ほどの線路が複雑に絡み合っていた頃は本当に楽しみでした。とはいえ、私は九州に行くチャンスはほとんど無く、たまに出張があると朝の飛行機で出かけるフリをして、前夜の新幹線と夜行で博多に入るということをしていたのです。ちょっとの追い銭でこの光景が楽しむことが出来、とても得した気分になったものでした。
その中でも折尾は面白そうな配線で、この駅の名前をながらく頭にきざんでおりました。
今回、そんな昔のことを思い出して駅に降りてみたのですが、実際駅に降りてみるとかなりのショックを受けました。駅舎が古く美しいものであるだけでなく、ホームの配置も興味深いものであります。職員の理髪施設も昔の国鉄の面影がぷんぷんします。どうしてもっと前に訪ねていないのか、己の至らなさに恥じいるばかりであります。
時間が無く、今回はほんの少し途中下車しただけでしたので、またの機会を伺うことになったのですが、調べてみると折尾の再開発が進行中で現在の場所に駅が無くなる!みたいです。
駅の場所をずらせば、現在の複雑な配線が解消され平面で各路線を交差させることが出来るとのこと。駅の利便性は利用者にとっては重要な事なので、私がどうのこうの言うことではありませんが、少し寂しい気がします。せめて近いうちに、もう一度、もっとゆっくり訪ねてみなくては。
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コメント
ううむ
凡人から見れば妙なものに感動されるのですねぇ。
新日鉄の仕事していたときは週に2往復以上この駅の前を通りました。
お客さんと飲むときだけは列車に乗るので折尾駅を通過して戸畑駅下車。
近くに九州朝鮮中高級学校?があって独特の制服の女学生さん達が良く乗り降りしていました。
そういえば最近できたJR千早駅は香椎操車場の跡地になりますが以前は何十本もとぐろを巻いたようなレールの平原でした。
こんな光景もだんだん淘汰されていっているのでしょうね。
投稿: 610 | 2007年8月21日 (火) 17時00分
昔の貨物列車の時刻表をみると、鹿児島本線の始発は門司港ではなく外浜。外浜、門司港、葛葉、門司、門司操車場、東小倉、小倉、浜小倉、新中原、上戸畑、戸畑、戸畑西部、枝光、八幡、西八幡、黒崎、東折尾、中間の順です。
中間は正確に言うと筑豊本線ですが、若松方面からやってきた貨物列車は中間で機関車を後ろにも付け短絡線を通って東折尾に向かい、そこから香椎方面に向かったものと思います。面白いですね。ワクワクしますね。
この東折尾駅は今の陣の原駅があるところにあったはずです。
私が折尾から福北ゆたか線で門司港に向かおうとしたら、陣の原駅に貨物列車が止まっているのを発見し、思わず陣の原駅に降りてしまい、大変な目にあいましたが、あんなところに貨物列車が停車するのは東折尾駅の名残だったのでしょう。
昔ほどでは無いですが、今でも充分面白い所です。折尾駅が新しくなる前に絶対に再訪したい所です。
投稿: kk | 2007年8月21日 (火) 21時46分