万田坑跡、外の景色
Camera : Hasselblad 500C/M, lens : Planar 100mm F3.5, Film : Tmax 400
今回の旅で最も期待が大きかった万田坑跡です。ここを見学する為には1週間前にFaxで依頼しておく必要があります。また原則月曜日はお休みです。正直とても面倒くさいのですが、行く価値は充分にあります。
Camera:canon EOS 5D,lens : EF24-105 F4L
現在はただの重要文化財で、施錠され、事前の申請によってのみ見ることができますが、駐車場の整備をするそうですから、近いうちに観光資源として活用させることでしょう。
今回案内をして下さった係員さんは、現在の景観を維持することを条件に施設の開放に前向きですが、実際には大幅な改良がなされるでしょう。
使う事が出来ない廃墟のトイレでは無く、ちゃんとしたトイレの整備も必要だし、危険なところに立ち入ることが出来ないような工夫も必要です。
ここの施設は炭坑としてはかなり以前に操業をやめておりますが、有明海にもぐる坑道の上流にあたるため、揚水等で三池炭坑を支援する役割を果たし、平成9年の三池炭坑の閉鎖まで稼動しておりました。
このことで、日本で最も古い近代炭坑のうちの一つが奇跡的に現在まで維持されて来た訳ですが、現役を引退した以上この施設を維持する為には観光施設になるしか無いのです。
本日は、表からの写真を紹介します。私の印象では万田抗が一番いいのは夏から秋。特に夕方が素晴らしいと思うのですが、いかがでしょう。
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コメント
万田坑の中に入れましたか、目的達成おめでとうございます。
最後のトロッコの写真の右側の土が赤いというか白っぽいでしょ?
これもここでの映画撮影(今何だったか度忘れ中)の際に撒いたものだそうです。
炭坑だから黒っぽい土な筈ですよね。
門の右側の工作場も台風のために屋根が壊れていますがどう復元するのでしょう?
行政がなにかやるとめちゃくちゃに復元不能なことをしそうな気がします。
最新の旋盤を据え付けてお人形さんをそこに立たせるとかやりかねない。
諦めて今のうちに記録を撮って記憶に叩き込むしかないのでしょうね。
投稿: 610 | 2007年8月17日 (金) 14時28分
610さん今晩は。
手前のトロッコは1トン積みのもので、最初からここにあったものだそうです。しかし、奥に見える大きめのものは「青春の門」の撮影の為に三池炭坑跡から持ってきた2トン積みの物だそうです。
この場所も「青春の門」の撮影の前後で配置が変っているのかもしれません。
「青春の門」も以前の映画は設定どおり田川で撮影したはずなのですが、もう映画化は難しい小説になってしまったかも知れませんね。
投稿: kk | 2007年8月17日 (金) 23時09分