スズランの木の花は上品な香り
Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4
この花はスズランの木という木に咲いている花です。こんな花だからスズランの木という名前になった事は一目瞭然です。もちろん英語の名前も‘Lily of the valley tree‘です。
ただ、この木には世界三大紅葉樹という怪しげなタイトルがつきます。ひょっとして由緒あるタイトルなのかも知れませんが。私は個人的に世界三大何とかというものを基本的に信じておりません。私に言わせれば、明確な根拠があるものはベスト1.2.3が根拠の順番に並びます。それに引き換え世界三大何とかと言った場合、その中の序列があるものなどまず無いです。思いつくものを三つあげているだけという気がするのです。
つまらぬ事にとらわれましたが、この木の紅葉が美しくないかと言うと、そんな事はなく美しい赤に色付きます。ただ横浜の小さな庭で育てている限り、この木本来の美しさの1/10も出ていないでしょう。
この木はもっと涼しいところで、充分な日光を浴びて育てば本当に美しい紅葉になるでしょう。木の姿がシンメトリックな枝ぶりだし、葉が透けるような美しい照り葉です。
本来はもっと大きくなる木なのですが、この木は成長が遅く日本に通販で一般的に出回った時から育ててもたいした大きさにはなっていません。その代わり、花は木が小さくても咲きます。
7月に花が咲くと、季節外れのクリスマスツリーが雪をかぶったような格好で白い花を沢山付けます。この花は無条件に色々な虫に好かれるようで、蜜を求めて虫は降り立ち、蟻は登ります。花の香りもこの時期の花の割にはクセがなく、上品なジャスミンのような甘い穏やかな香りを持っております。
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