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2007年7月29日 (日)

チネチッタ

2007728_2_w Camera : Pentax 67, lens : SMC Pentax 75mm F2.8, Film : TXP 320 EI=100

川崎には駅の西口にラゾーナという大きなショッピングセンターが駅と直結する形で完成し、連日賑わっております。映画館もあるので東口のチネチッタは苦戦して行くのでしょうか、まだわかりませんが、私はチネチッタの方が好きです。

この通りは何となく落ち着くし、ビルの中のシネコンとは違った趣があります。私はここの壁や植え込み、鉢花の飾りつけが好きなのです。

今回はTXPを減感現像したらTMAXとどんな差があるのか、Pentax67の75mmF2.8ではどれくらいハイライトが飛ぶのか、ここの通りでテストしてみました。

2007728_3_w コダックによるとハイライトのコントラストはT-max>TXP>TXになるんだそうで、TXPを減感した場合のハイライトのコントラストに興味がありました。

確かにT-maxよりハイライトが柔らかい感じがします。マルチコートのPentaxの新レンズにはT-maxよりTXPのほうが相性が良いかも知れません。

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2007年7月27日 (金)

ちょっとしたマイ ブーム

2007724_1_w Camera : Hasselblad 500 C/M, Lens : Planar 80mm F2.8 CT, Film : Tmax400

先日アンリ カルティエ ブレッソンの写真展を見に行ってからというもの、あの白黒写真の諧調が忘れられません。ライカ判サイズで撮っているのにきめ細かく、諧調が豊かです。

あの諧調を出すにはどうしたら良いのか、少しずつテスト撮影をしております。とりあえず考えつくのは高感度フイルムを減感してみること。最近は高感度フイルムでも超微粒子フイルムがあるので、減感することによって豊かな諧調表現が来たいできるかも知れません。

そこで行ってみたのがTmax400をISO100相当で撮影して減感現像をすること。

2007724_5_w 私の場合、現像液の使用頻度が少ないため現像液はコダックのHC110という長期保存がきく既製品になりますが、これをなるべく薄く希釈して現像しています。

私的には、なかなか好みの諧調に仕上がったのでしばらくはこれで、白黒フイルム撮影を楽しもうかと思っております。

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2007年7月25日 (水)

スズランの木の花は上品な香り

R0010461_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

この花はスズランの木という木に咲いている花です。こんな花だからスズランの木という名前になった事は一目瞭然です。もちろん英語の名前も‘Lily of the valley tree‘です。

ただ、この木には世界三大紅葉樹という怪しげなタイトルがつきます。ひょっとして由緒あるタイトルなのかも知れませんが。私は個人的に世界三大何とかというものを基本的に信じておりません。私に言わせれば、明確な根拠があるものはベスト1.2.3が根拠の順番に並びます。それに引き換え世界三大何とかと言った場合、その中の序列があるものなどまず無いです。思いつくものを三つあげているだけという気がするのです。

つまらぬ事にとらわれましたが、この木の紅葉が美しくないかと言うと、そんな事はなく美しい赤に色付きます。ただ横浜の小さな庭で育てている限り、この木本来の美しさの1/10も出ていないでしょう。

この木はもっと涼しいところで、充分な日光を浴びて育てば本当に美しい紅葉になるでしょう。木の姿がシンメトリックな枝ぶりだし、葉が透けるような美しい照り葉です。

本来はもっと大きくなる木なのですが、この木は成長が遅く日本に通販で一般的に出回った時から育ててもたいした大きさにはなっていません。その代わり、花は木が小さくても咲きます。

7月に花が咲くと、季節外れのクリスマスツリーが雪をかぶったような格好で白い花を沢山付けます。この花は無条件に色々な虫に好かれるようで、蜜を求めて虫は降り立ち、蟻は登ります。花の香りもこの時期の花の割にはクセがなく、上品なジャスミンのような甘い穏やかな香りを持っております。

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2007年7月22日 (日)

コガタスズメバチとの死闘

Img_8715_w1 Camera : Canon EOS 5D, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEG

昨日ブッドレアに絡まったヤブガラシを取り除いて、ついでにブッドレアの剪定を行っていたところ、いきなり大型のハチに襲われました。幸い蚊よけのネットをかぶっていたので助かりましたが10m以上追ってきて、耳元で羽音が聞こえるうちは生きた心地がしませんでした。

このハチはコガタスズメバチ。スズメバチの中ではもっとも穏やかで危険が少ないとされますが、巣を木の枝に作るし、また巣を攻撃されたと思えば異常な執念で攻撃を仕掛けてきます。

今の時期は働きバチが羽化して巣の拡張を図っている時期です。ですから巣はまだ小さいものの危険は変りません。横浜市に連絡して駆除してもらうことも考えましたが、タダでさえウチの木が隣家に対して評判が良くない上、スズメバチまで湧かせたと知れたら騒動になりそうだったので自分で戦うことにしました。

戦法は単純、アースジェットを浴びせるだけです。アースジェットでスズメバチを殺虫できるかどうかはともかく一時的に気絶させることは出来るようです。こうして働きバチが消えたところで一気に巣を落とします。

後は、戻ってくるスズメバチに気をつけて片付けて完了。

せっかくだから落とした巣を観察しているとスズメバチが羽化してきました。こいつら生まれた時から凶悪な顔をしています。まだ幼虫のいわゆるハチノコはがさがさと口を鳴らして餌のおねだりをしています。

Img_8733_w1 このハチノコ達も生かしておくわけには行きませんから、食ってしまうことにしました。なるべく素材の味が生きるように素揚げにお塩でいただきましたが、油温が少々高くこんがりし過ぎた嫌いがあります。

お味はどうかというと、クセも無く普通に美味しいと思いました。が、自分を襲った奴らの味を確かめてみたい....なんてハンニバルの世界のようですねぇ。

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2007年7月21日 (土)

アンリ カルティエ ブレッソン展

R0010485_w_1 Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

金曜日は東京国立近代美術館が午後8時まで開館しているので、昨日はアンリ カルティエ ブレッソンの写真展を見に行ってきました。

私はカメラが好きな割に写真が苦手で、特に撮影者の意思が感じられるような作品はこれまで敬遠してきました。その為、フォトコンテストが載っているカメラ雑誌はこれまで買ったことが在りません。反面、図鑑、ガイドブック、カタログ用の写真のような写真が好きです。

なので今回も積極的に写真展を狙って行った訳ではなく、仕事をする気力が失せた金曜日の夜を埋めるために出かけたようなものです。

偶然出かけたにしても、本当に行ってよかった写真展でした。巨匠の写真は撮影者の押し付けが全く無い、自然体で美しいものでした。それでいて、ライカ判のフルフォーマットの空間に全く隙が無いのです。

写真は実際にその人が見ないと感覚が湧かないので、感想を語るのをやめるにしても、驚くべき事はライカ判の白黒フイルムが持つ情報量の多さと印画紙プリントの美しさ、その保存性の良さです。

実は、一期一会の光景に出会うにあたり、デジタルカメラを選択するのは、もろすぎてリスクが高いのではないか、後で後悔することになるのでは?、そんなことさえ感じさせるプリントでした。

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2007年7月18日 (水)

本日のオバカ

Img_8683_w 最近、中古カメラショーなんぞ全く興味が無く、また行っても華麗にスルーすることが多く、自分は中古カメラの病から完全に立ち直った。少なくともこの一月まえからは、と思っておりました。

自分は病気から立ち直ったのだから、それを証明してみなくてはなりません。そこで本日から開催された、松坂屋の中古カメラ市でそれをテストして見ました。

最初は快調に飛ばし、「こんなモンがタケェーなぁ」とか「全く興味ないなぁー」とか思っていたものの関西から来たというその店で軽いジャブを浴びました。

「それ、40mmのフード?」「違うよ、40mmはもっと大きいハズ」「メジャーある?」「メジャーは無い」「いくらで売っているの?」「xxxx円」「じゃあ買う」。思った通り40mmのフードでした。ブロニカニッコール40mmのフードなんか探したってそんな簡単に出てくる代物ではありません。

こんなケースでは病気は関係ありません、2年探したものに出会ったのだから極めて正常な振る舞いです。

続いてときめいたのは、ウィーンからやってきたというお店、Kinoptikの1000mmなんて初めて見ました。値札を見て、どうにもならないことは解っていても心は乱れ、脈拍は上がり、瞳孔は開き始めました。

気が付いたら、6x9テクニカボードの付いたレンズが二つプチプチに包まれ、涼しげな松坂屋の紙袋へ。さらに他の店でも使途不明なレンズが一個、4x5のボススクリーンが一枚。

病気は治りかけが肝心です。回復に向かったからといって油断すると直ぐに病状は悪化します。くれぐれもお気をつけください。

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2007年7月16日 (月)

Cambo Wide 470

Img_8632_w Cambo wideというカメラは、レンズボードを通常の位置で左右に15mmスライドさせ、レンズボードの向きを縦位置に変えて上下に15mmスライドさせることが出来るようにした大判カメラです。

一方向へのスライドだけにレンズのあおりを限定することに割り切ることで手持ちの撮影を容易にしております。Cambo Wideに続く数字はレンズの焦点距離を表し、470が47mm、580が58mm、650が65mmのレンズであることを表しております。

レンズは交換出来ないのかという素朴な疑問が湧きますが、基本は出来ます。しかし、交換するといってもヘリコイドが付いているマウント毎の交換になります。そしてこのマウントに470,580,650という数字が付いていて、このレンズ付きマウントがこのカメラの実態であり、価格の大半であることを示しております。言い換えればレンズ付きマウントがカメラの本体で、それを受ける部分は手の込んだフイルムホルダーだと思えばよいのです。

一方向にしかレンズを同時にはスライド出来ないのが欠点と考えたのか、Camboはこの後継機種のWDSで上下左右に同時にシフト出来るように改良しました。しかし、このカメラ普通の人には縁遠い価格設定になりました。

Sa47xl2_w (Cambo Wide 470, Film : RDP3, 4x5、逆光での作例)私に言わせれば、このカメラはこの潔さが良かったので、大きく高価なカメラになってしまったWDSは全く魅力がありません。

もっとも、旧モデルのCambo Wideだってポピュラーなモデルでは無く、建築の写真を撮るプロカメラマンが主なユーザーだったことでしょう。幸い、このようなプロカメラマンがデジタルに移行してCambo Wideもポツポツと中古市場に出てきます。おそらく通常の程度で15万円前後。私もこのカメラを見つけた時は悩みました。でもあの時頑張ってよかったなぁ、と思っております。

Img_4470_w 2008年8月の状況です。センターNDを手に入れ、コシナのアングルファインダーに12mmのアタッチメントをつけてファインダーにしてます。あと、手持ちでもフイルムの交換がしやすいように紐をつけております。

Dscf2925_w Cambo SW470のSA47mmは後玉ガードが極小の設計になっております。写真はヘリコイドを繰り出した状況。右に見えるのは、普通のSA38mmの後玉ガード。

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2007年7月15日 (日)

抜海の丘

Img_8636_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L

自分の中に、もの寂しいくらい何も無い夏の丘のイメージというテーマがあって、その光景を写真に撮りたいという希望があります。

乾いた風が吹き、草木は葉を裏返し小さなバッタは隠れ場を探す。青空は薄く、雲が白く輝く。寂しく弱弱しい夏の丘です。

何かの幼児体験があって、こんなイメージを探したいのかも知れません。

ただ、寂しそうな丘の景色なら、心当たりが在りました。北海道の抜海の丘。ここは昔、蒸気機関車が走っていた頃、線路を歩いても咎められなかった頃、歩いたことがありました。駅間がものすごく長く、歩くのは大変でしたが、列車も滅多に来ないし、一つ一つの丘に登るたびに違う角度から写真が撮れたので、当時は撮影のお立ち台だったのです。

今も宗谷本線の抜海と南稚内の間は、昔のままの丘陵を列車が走ります。ただもう線路を歩くことなど出来ませんから、道路から近い丘に登ります。この辺りの丘陵は何処に登っても寂しそうな丘の光景が見られるのです。

と、ここまで書いて、自分の幼児体験って、ただ単に、子供の頃蒸気機関車の写真を撮りたくて一人旅に出た時の(当時はこの程度で補導はされなかったのよ)記憶ではないかと思い始めたのですが...。まあどうでもいいか。

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2007年7月14日 (土)

美瑛の丘

Img_8879_w camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4L (共通),

丘と山の違いは言葉の定義の世界でははっきりしませんが、私の感覚でははっきりとした違いがあります。スッキリした丘っぽい景色だなぁ、と思えば丘、こんもりした山だなぁと思えば山です。いささか自分勝手ではあります。

とにかく私は丘っぽい景色が好きなので、旅の途中で気持ちのよさそうな丘があれば、とにかく寄ってみるのですが、その中で美瑛の丘はさすがに有名になるだけあって、ずば抜けて美しい光景を見せてくれます。

Img_8865_w ただ、ここは丘といっても畑なので注意が必要です。美瑛の丘にはいたるところに、食べ物を植えているのだから病原菌が入らないよう、この先には入らないでね、と控えめな看板があります。本当は、お前らバッチイから近づくな!ぐらい書きたいのでしょうが、観光資源的な面も無視出来ないので、穏やかな表現になっているのだと思います。

Img_8871_w 美瑛の丘は写真家の前田さんの写真の場所を探さなくとも、道路から充分丘の美しさは楽しめます。

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2007年7月11日 (水)

シマトリネコだと思っていたシマトネリコ

R0010478_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

職場のそばにシマトネリコの街路樹があって、今の時期白い花をつけております。なんとなく香りが漂ってくるのですが、花は高い位置にさくので手にとって確かめることが出来なく残念です。
それでも私が毎日、昼休みに木の下にたたずんで確かめたところによると、少し青臭く、鈍い酸味が少々の香りであると思います。この時期の花によくあるタイプの香りなのですが、青みが少し強い気がします。

直接、花の香りを確かめられないのは残念ですが、ある意味この香りは、こんな風に風に乗ってくる状況がベストかも知れません。この時期に咲く花で香りを持つものは、湿度に負けないで虫にアピールするクセの強い香りを多かれ少なかれ持っているので、空気が淀んでいる時などは不快にさえ感じるかも知れません。そよ風に乗って香りを感じる分には、割と爽やかに初夏の風情も感じられる香りと思います。

この木は雄花と雌花があるらしいのですが、これから先、雌花には実がなります。その実は羽のような形で花穂にびっしりと付き、風の強い秋の日に飛び立つように準備を始めるので、この姿の印象が強い人も多いかもしれません。

名前のうちシマの部分は沖縄方面の南国の島を指し、トネリコは日本原産のトネリコの仲間であることを意味します。トネリコとは変った名前ですが、その木に寄生するカイガラムシが発する蝋を戸に塗っていたことから戸塗り粉が変化してトネリコになったという由来を考えると、妙に納得できる名前であります。恥ずかしながら最近まで、シマトリネコだと思っておりました。

R0010474_w_1 (表題の写真ではほとんど花が確認出来ないので、風でぶれていてもこちらの方が解りやすいかも)街路樹になる割には、花屋さんで観葉植物として小さな鉢植えで売られることも、ちょっとびっくりなこの木の一面です。

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2007年7月 8日 (日)

Universal Heliar 30cm F4.5

Img_8651_w 写真のレンズはユニバーサル ヘリアー(universal heliar)の30cmF4.5。同種のレンズで最小の焦点距離のレンズです。イメージサークルは5x7をカバーするくらいですが、このレンズはポートレート用に作られたレンズなので、実用的に8x10のレンズです。

このレンズは通常のヘリアーのレンズ構成のうち中のレンズを可変させることで、どの絞りでもソフトフォーカス効果が得られたレンズということです。

ただ、実際の作例に乏しく、どの位置に中玉をもっていけばどんな効果があるのか良くわかりません。今日、このタイプのレンズはシャッターが無いので大判でも使いづらく、使う人は限られ、作例も無く、レンズも見かけることが少ないのだと思います。

このレンズも同じ事情でかなりお安い値段で売られておりましたが、この大きさならスピグラで使えそうだと思い、買い求めてスピグラにあわせてみたらぴったりの大きさでした。

正確に言うと私の持っている旧タイプのスピグラはウイスタのボードを受けるように改良してあり、ウイスタの延長ボードのリングにレンズの台座のネジがピッタリと合った、のでした。これで4x5でこのレンズはフォーカルプレンシャッターを使って写真が撮れることになったのですが、その前にデジタルで中玉の位置と絞りの関係をテストしてみました。

カメラはCanon EOS5Dを使います。

Uh300_0_f45_w Uh300_0_f11_w   中玉の位置が0(通常のHeliarと同じ)左がF4.5,右がF11。

Uh300_5_f45_w Uh300_5_f11_w   中玉の位置が5(後方に最大限にずらす状況)左がF4.5,右がF11

中玉をずらすとかなりの焦点移動があります。したがって同じ位置でソフト量を変えるために中玉をずらすという使い方はこのレンズでは無理と思います。また0から数字が大きくなるとソフト量が増えるというのも嘘です。中玉の位置によって違った性格の収差を作っているのです。だからいろいろテストして、自分の好みを覚えておく必要があると思います。

なお、この作例では中玉の位置が5の時は50cmくらい後退して撮影しています。同じ立ち位置で撮影し、ピントだけ中玉の位置にあわせて変えると次のような作例になります。上は0、下は5、両方とも開放のF4.5です。大きさ、ボケの出方、フレアの出方に随分大きな差があります。ユニバーサルはソフトの量をコントロールするのではなく、レンズの描写全体をコントロールする効果があるようです。

Img_8662_w Img_8659_w  

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2007年7月 6日 (金)

汐留川のミズクラゲ

Img_8528_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : EF24-105mm F4L

先日、汐留川のボラの話をしましたが、汐留川にはクラゲもやってきます。クラゲといっても人を刺したりしないミズクラゲです。のんびりぷかぷか浮いているように見えますが、「お前、本当は道に迷ったんだろう」と声をかけたくなります。

もともと、ミズクラゲは東京湾に大量にいるし、また真水の混じる汽水域が好きらしいので、汐留川にも迷い込むのだろうと思います。迷いこむといっても、泳ぎが得意でないこのクラゲはなんとなく岸に寄って来たら、汐の流れに乗って汐留川に流されてきただけだと思います。

それでも川にクラゲがいる光景は面白く、何気なしに観察を続けておりましたが、やはり水がバッち過ぎたのか、川底に沈んでしまった者もおります。

可愛そうな気もするのですが、川底に沈んで死んだクラゲはこれからどうなるのか、やっぱり溶けてゆくのか、別の興味で観察を続けております。

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2007年7月 4日 (水)

梅雨空の下で咲くモッコク

R0010426_w Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

浜離宮には立派なモッコクの木が沢山あって、訪れるたびに開花を待っておりました。モッコクの木は結構いろいろな公園や庭に植栽されているので、木の場所は知っていてもなかなか良い開花状況には恵まれません。

この花は梅雨空に咲くので、小さな花は人目に付きにくいことと、開花している花をみつけても大抵は傷んでいて美しいと思われないことが原因かも知れません。

本当にこの花は、春先から長ーい間蕾をつけて居りながら、咲いたと思った花はすぐ雨に打たれて傷み、そして落下してしまいます。さらに花は小さく地味です。梅雨の合間の青空に白い花弁を透かせて黄色いおしべを輝かせたらきっと綺麗に見えるのでしょうけど、そのようなチャンスにはなかなかめぐり合いません。

どちらかと言うとこの花の開花は、花を見つけるより先に花の香りで気が付くことの方が多いのではないかと思います。

もともとモッコクという名前は蘭のセッコク(石斛)と香りが似ていることから来ております。セッコクのような高貴な香りがする花を木に咲かせるからモッコク(木斛) になるのです。日本の暖地に古来から自生する木で、樹齢の長い木は1000年のものもあるそうです。

セッコクの香りと似ているというものの、実際はセッコクのような清らかさはありません。セッコクの香りに鈍く生ぬるいグミのような酸味が混じります。このグミのような鈍い酸味はこの時期に咲く花の香りに多かれ少なかれ共通の香りで、何か昆虫の嗜好と関係があるかも知れません。

とにかく、セッコクの香りに比べると俗っぽく人間臭く、妙に郷愁を感じさせる香りです。もちろん悪い香りではありません、かえって梅雨空には良く似合う、趣のある香りだと言えると思います。

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2007年7月 1日 (日)

イブピアジュの切花

Img_8594_w Camera : canon EOS 5D, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEG

昨日よく行く花屋さんを覗いてみたらイブピアジュの切花がバーゲンでした。思わず、あるもの全部と言って買い求めました。

これは、私の言って見たい台詞の一つです。花屋さんで、「xxの花をここにあるもの全部くれ」。大人のオトコとして理想的な花の買い方ですね。

今回はそれに近いことが出来た訳ですが、出費は600円でした。花が売れ残って痛んで来たことが原因ですが、イブピアジュはこれくらいの頃が一番綺麗だと思います。せいぜいもって三日ですが、その間存分に楽しみましょう。

私はイブピアジュは鉢花で育てているのですが、その株を見る限りコンパクトで切花に向くとは考えられません。おそらくツルバラの枝変わりがあって、それを使って切花栽培をしているのでしょう。

このバラはアンティークなテーストがあるので、切花でも本来は人気がありそうですが、今回はたまたま花が痛んでしまったのかも知れません。

いずれにしても、ドン曇の日曜日の慰めになってくれています。

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