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2007年7月21日 (土)

アンリ カルティエ ブレッソン展

R0010485_w_1 Camera : Ricoh GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4

金曜日は東京国立近代美術館が午後8時まで開館しているので、昨日はアンリ カルティエ ブレッソンの写真展を見に行ってきました。

私はカメラが好きな割に写真が苦手で、特に撮影者の意思が感じられるような作品はこれまで敬遠してきました。その為、フォトコンテストが載っているカメラ雑誌はこれまで買ったことが在りません。反面、図鑑、ガイドブック、カタログ用の写真のような写真が好きです。

なので今回も積極的に写真展を狙って行った訳ではなく、仕事をする気力が失せた金曜日の夜を埋めるために出かけたようなものです。

偶然出かけたにしても、本当に行ってよかった写真展でした。巨匠の写真は撮影者の押し付けが全く無い、自然体で美しいものでした。それでいて、ライカ判のフルフォーマットの空間に全く隙が無いのです。

写真は実際にその人が見ないと感覚が湧かないので、感想を語るのをやめるにしても、驚くべき事はライカ判の白黒フイルムが持つ情報量の多さと印画紙プリントの美しさ、その保存性の良さです。

実は、一期一会の光景に出会うにあたり、デジタルカメラを選択するのは、もろすぎてリスクが高いのではないか、後で後悔することになるのでは?、そんなことさえ感じさせるプリントでした。

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