Ricoh caplio GX100
Camera : Ricoh Caplio GX100, Lens : Ricoh Zoom 5.1-25.3mm F2.5-4.4
デジカメはCanon EOS 5Dを既に持っていて、その描写も気に入っているので、いまさらデジカメを増やす必要は無いのですが、RicohのGX100を見た時どうしても欲しくなり、自分に幾つかの言い訳をした挙句、結局買ってしまいました。
言い訳は、
1.135に換算し24mmからのズームがついている。
2.それでも被写界深度は5mmだから相当深い。
3.1cmから接写が出来る。
4.RAWファイルが使える。
5.ポケットに入る。
6.20Dはあまり使わなくなったから下取りに出せば安く買えるかも。
もちろん、画質は20Dに遠くおよびません。同じような値段で入門用のデジタル一眼と迷うようなら、デジタル一眼の方が満足感が高いでしょう。このカメラはあくまでも、コンパクトデジカメとして使ってナンボのものなのです。
コンパクトデジカメと思ってしまえば、このカメラは良く出来ています。初代のGXで悩まされた色収差もほとんど無くなっております、湾曲も少ない方です。光線が十分であればかなりの解像度の画像が得られます。光線が十分で無い時は、荒い感じの絵になりますが、これはRAW現像で、かなり救うことが出来ます。
このカメラはRAWに設定してもJPEGのファイルを同時に作るのですが、当初、付属のソフトで現像してもこのおまけのJPEGに勝てなかったので、結局Silkypixもダウンロードしてみました。明らかにSilkypixの最新ヴァージョンで現像したほうが、付属のソフトより良いのですが、JPEGはこれに対しても良い健闘を見せます。光量が十分であればJPEGだけでも良いかも。
RAWファイルを使わなくなれば、このカメラにした意味も少しは薄れるのですが、私には、とても重宝なカメラでした。やはり焦点距離5.1mmの被写界深度は抜群で、マクロ領域から無限遠までパンフォーカスで撮れます。どこかに植物を見に行った時など、その植物があった場所を記録するのに最適なのです。
あっ、そー言えばこのカメラの特徴だったLVファインダーは未だに封も開けてません。
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コメント
ご無沙汰しています。一月ごとの訪問を楽しみにしています。
さて、この機種はちょうど気になっていましたので、大変参考になりました。さまざまなサイトで異なる評価を受けていますが、結局はD-SLRと画質面で比肩できるものではないが、コンパクトカメラとしてはかなり有用ということですね。この点、コンパクトであっても巨大なプロ用SLRと画質面で優劣を競うことが出来たフィルムカメラとは違うものですね。ファインダーのお話、笑っちゃいました…
投稿: rensmania | 2007年5月13日 (日) 11時30分
lensmania さん今晩は
フイルムのコンパクトカメラは、プロ用SLRと同じフイルムを使うので、高級機はいい勝負をすることが出来ました。
しかし、コンデジは受光セルの大きさが違うので、勝負になりません。フイルムカメラで言うと135判と中判、大判の違いに似てますね。
でも私は、このカメラが結構気に入って居ります。とにかく接写には最適なカメラですね。
投稿: kk | 2007年5月14日 (月) 00時49分