国立科学博物館、特別展「花」
Camera : Canon 5D, Lens : EF24-105 F4l
今、上野の国立科学博物館では、花に関する特別展を開催しております。私は、日ごろ展示会など無縁の生活を送っているのですが、連休前に仕事仲間から使用済みのチケットをもらったので、行ってみることにしました。
別に使用済みのチケットに細工して入場しようとした訳ではなく、使用済みのチケットを持って行くとリピーター割引を受けられ、入場料が200円ほど安くなるのです。
特別展に入ってみて、改めて、花はこのような展示会には不向きなものだと思いました。花は、自生地に咲いている状態を見るのが一番で、次が庭や鉢植え、つづいて切花の順に落ちて行きます。200円の割引を受けたにしても、花を楽しむには無料の公園に及びません。
そこでウンチクを加え、アートを見せ、資料を一緒に展示して価値を付加します。このような展示会はどんな価値を付加するかに成否がかかっております。今回は、まあ、良かったのではないでしょうか。欲張りすぎて、脈絡が無く、浅い感じもするのですが。
例えば、いろいろな花のおしべとめしべの拡大写真を展示して「男何人、女何人が同居」とか書かれてもねー。どーしてもおしべとめしべの話をしたいのなら、何故その花はそんなおしべとめしべに進化したのか、そんな話をしてくれ、男の人何人と女の人何人が同居しているなんて安直に言うな!
でも、まあ、バオバブの花の香りの再現体験など私は初めてで、楽しかったのは事実。この植物は「星の王子様」に出てくるものですね。なんでもバオバブは、良い香りを出す種類があり、かつて愛知万博で、科学の力で再現された香りが披露されたとか。
科学の力で再現されたバオバブの香りはなかなか良く、改めて「星の王子様」のバオバブはどんな絵だったかなーと調べてみると、びっくり。この本は、もう一度大人の読み方をしてみなくてはね。
国立科学博物館の特別展示「花」は6月17日まで
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