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2007年5月27日 (日)

セッコク交配デンドロビウム

Img_8177_w Camera : Canon EOS 5D, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEG

デンドロビウムはギリシア語に由来して「木に生える」植物、と言った感じの意味ですから、考えようによっては着生蘭の全てがデンドロビウムと言っても良いくらいの包容力のある名前です。そのためか原種も多様で、まさかと思うようなものさえ、デンドロビウムという名のもとに同じです。これは、ある意味、セントバーナードからチワワまで同じ犬であることと似ているかもしれません。

その中で、日本に自生するデンドロビウムがセッコクで、古くから長生蘭という名前で古典園芸の世界が確立していて、固体の変化によってさまざまに命名され、高価で取引を行われる場合もあります。その価値観の世界ではあまり重要視されませんが、セッコクの花は良い香りを持っていて、この香りを丈夫なノビル系のデンドロビウムに取り入れようとした園芸種もあります。

デンドロビウムは比較的容易に増殖できるので、このように交配したものの中で選抜されたセレブが何らかの命名をされて、増殖されて市場に出て行きます。また、選抜に漏れた物は、無名の「セッコク交配デンドロビウム」として売りに出されることがあります。嬉しいことに、こういう鉢植えはとても安い値段で売りに出されるのです。

いくらプロが選抜したところで、個人の好みは千差万別。私にはバーゲン会場に並んだ無名のセッコク交配デンドロビウムの一群のほうが価値があります。写真のデンドロビウムも、園芸店に並んだそんな無名のデンドロビウムの一つでした。

バーゲン会場で洋服を買い漁るご婦人のように、左手にお気に入りをキープ。右手には別の鉢。より気に入った物を見つけると左手の鉢をすりかえて右手はさらに新たな鉢を探す。こうして選んだもっとも気に入った香りを持つ個体です。

この固体は丈夫さも兼ね備えていたようで、野外で普通に育ち、繁殖しつつ、毎年5月には見事な花を咲かせます。初夏の室内に置いてもすっきりした心地よい香りで室内を満たします。マスカットのようなムスクっぽい香りと新鮮な黒胡椒の香りがまじったような印象の香りです。

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コメント

ドラゴンフルーツの栽培に色々と協力指導してくれる
「HOTAN」さんと言う御近所の友人(ぼくのHPで知り合いました)から
ドラゴンフルーツの交配用に食用月下美人の苗と、きれいに咲いている「セッコク」を頂き、
花の鑑賞が終わったので玄関先のもみじの又に
くくりつけたところです。

投稿: 610 | 2007年5月28日 (月) 17時14分

玄関先のもみじにセッコクが着生するのは趣がありますね。

ただ、もみじだと樹皮が細かいのでミズゴケかバークのようなものを適当につけてあげた方が良いかもしれませんね。

投稿: kk | 2007年5月28日 (月) 22時25分

ミズゴケでしっかり養生して貼り付け、麻紐でしっかりとおんぶさせていますよ。

投稿: 610 | 2007年5月28日 (月) 23時07分

それでは大丈夫。
元気に育って、来年にはもみじの木で花を咲かせる事でしょう。

もみじの若葉と着生するセッコクの花、楽しみですね。

投稿: kk | 2007年5月29日 (火) 00時42分

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