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2007年4月 5日 (木)

ホウサイラン(報歳蘭)の香りで早春に幸せを感じる

Img_6719_w Camera : canon 5D, Lens : Angenieux 100-105mm F2 for projector

ホウサイランは恵蘭と呼ばれる東洋蘭のうち、早春に花を咲かせる蘭の総称です。中国ホウサイラン、台湾ホウサイラン、タイミンラン等がこれにあたります。東洋蘭の常としてこれらの品種のなかにもヒエラルキー(上下関係)がありますが、早春に素晴らしい香りの花を咲かせてくれることに変わりはありません。

ホウサイランは漢字で報歳蘭と書くことからも、新年を祝福する花です、ただ、この新年は旧暦の新年ですから、今の暦だと2月から3月に咲く花と考えると間違いありません。

写真のホウサイランには呉字翠というラベルが張ってありました。というか、呉字翠と書かれた短冊だけが手がかりで花が咲いてやっと、ホウサイランだったと解った次第です。とにかく、この手の園芸趣味には疎くて、詳しい事はわかりません。

このほか、ピンクの縞の花が美しい櫻姫という名前の花もあり、園芸店でただ「ホウサイラン」という名前で売られる茶色の花の品種とともに、入手しやすく育てやすいものではないでしょうか。ちなみに、私の呉字翠は大宰府の近くのお土産屋さんで衝動買いしたものです。

花の香りは、いわゆる高貴な東洋蘭の香りなのですが、そのなかでも馥郁とし、穏やかな香りに感じます。咲く季節のせいもあるのでしょうが、ホウサイランの香りは穏やかに長く続きます。3月の週末の朝は、陽光とホウサイランの香りに包まれて目覚める度に、自分はなんて幸せなんだろう、と密かに感じておりました。

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