ストックの香りと風景
Camera : ContaxS2b Lens :Macro Planar100mmF2.8 AEJ、 Film : Trebi
今頃から、暖かい房総半島のあたりの観光農園で、ポピーやストックの花を摘むことが出来ます。イチゴ狩りとは違って、その場で食べる訳ではないので、花屋で買った切花と大差無い気はするのですが。。
イチゴの場合はイチゴ狩りで食べるイチゴとスーパーで買うイチゴでは大きな違いがあります。ギリギリまで根から大地の養分を吸収しているイチゴはコクがあります。
お花摘みの場合は、イチゴ狩りとは違って開花しそうな蕾を選んで切りますので、切花と同じと言えば同じなのですが、それでも摘んで来た花を生けて開花を見た時はいい気分です。
ポピーもストックも香りがある花ですが、ストックは香りが強く目立ちます。お花摘みで摘んで来たストックは翌日には開花し、室内をマスカットの香りを乾かしてエグくしたような香りで満たしていることでしょう。リビングにさす午前の陽光に似合いそうな香りです。この花をリビングに飾るだけで、そこが西洋風の春めかしい風景に変わるような気がします。
ただ、夜や湿度の高い日には、鼻孔の奥をむずむず刺激するような香りの成分が鼻につくかも知れません。私は特別悪い印象を持っていないのですが、ストックの香りが嫌いな人は、この香りが苦手なのでしょう、私は赤ちゃんの汗の匂いと同じようなものと感じるので、悪い印象は無いのです。
外に地植えをしているストックは、夜に、特に雨上がりの時は強く、この甘く少し酸味とエグ味がまじる香りを発散します。外灯に照らされたストックの花の姿とその香りは良く調和しており、これはこれで、良い風景です。
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