デンドロキラム・グルマケウムの香りでリラクゼーション
Camera : Pentax645 lens : S-Planar135mmF5.6 Film : RDP3
蘭の香りの中で何が一番好きかと聞かれると、東洋蘭と、デンドロキラム・グルマケウムを迷うものの、デンドロキラム・グルマケウムと答えることになると思います。その理由は親しみやすく、庶民的で幸せそうだからです。
東洋蘭の香りは素晴らしく高貴で哲学的ですが、その香りの前では姿勢を正さなければならないような感じがします。その点、デンドロキラム・グルマケウムの香りは、怠惰な格好で昼寝をしていても全く問題なさそう、というか、そんな姿にこそ似合いそうな香りです。原産地が南国であるせいか、香りにリラクゼーションがあります。
英語の名前はHay-scented Orchid (干草の香りの蘭)、まさしくお昼寝にぴったりの香りです。
花は、写真のように白い小さな花が花穂につながり稲穂のように垂れ下がって咲きます。開花は花穂の根本から順番に先端にむかいますので、それなりに開花の期間が長く、また落花した小さな花をあつめても、ほんわか良い香りが残っています。
南国の蘭ですが、故郷が高地なので、低温にも強いほうです、育てていると古いバルブに新しいバルブが毎年ついて、そこに花を咲かせるので、育てるのは楽です。ただ花が下垂性なので、鉢の大きさは小さくして、5,6本の花穂が垂れ下がっている状態になるように株分けして言った方が育てやすいと思います。
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