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2007年1月27日 (土)

プリムラ マラコイデスにまつわる話

Marakoidesu1_w Camera : Pentax645, Lens : SMC Pentax Macro 100mm F4 for 67, Film : RDP3

中国から来た人と一緒に働いて居た時の事、雲南桜草の別名「愛香水」の、本場の発音を聞こうと思って話しをしていると、「報春花」という花があることを教わることになりました。ちょっとした雑談で、発音を聞いてみたいと思っただけなので、その時はそこまででした。

その後いろいろ考えてみると、「愛香水」はあやしい、私たちが想定した花の認識は同じで、私はラベルの愛香水をそのまま信じただけ、その人は自分が慣れ親しんだ名前を言っただけ、なのではないかと思うようになりました。

報春花は何かということになりますが、プリムラマラコイデスはもともと中国原産のプリムラをヨーロッパで改良したもので、中国名は報春花。ここで考えられることは、報春花という言葉は、中国が原産のいくつかの原種プリムラをさす一般的な言葉ではないかと思ったのです。そして、それらの原種は明確な分類がされない状況でプリムラマラコイデスの交配親となっていたのではないかということです。おもしろいことに、プリムラマラコイデスPrimula malacoidesは、明らかに交配されて出来上がった品種なのに、学名にハイブリット等がつきません。不確実の親から出来た、特定された子孫ということなのでしょうか。

一方、日本で一般的に報春花という名前で検索される花は雲南桜草、Primula filchnerae です。しかし、この花が流通する過程で「雲南桜草」自体が日本名であるのに加え、愛称名の「愛香水」がつけられたのが真相のようです。Primula filchnerae自体は中国の西南部に自生する原種の一つです。

プリムラ、マラコイデスや、雲南桜草の容姿や香りを紹介する前にどうでもよいことを長々と書いてしまいました。

Scsonnar300 Mcsonnar300_w 「愛香水」Camera : Pentax645, Lens : SC sonnar 300mm F4, Film : RDP3上

Camera : Pentax645, Lens : MC sonnar 300mm F4, Film : RDP3下

あらためて、プリムラマラコイデスの容姿は、化粧桜の別名があるように、おしろいを付けてお化粧をしているようで、やさしく上品なものがあります。
また、香りも、上品です。「遠い日、初めて化粧の真似事をしてみた少女」を印象にした香りというものがあったとしたら、こんな感じでしょう。

また、雲南桜草は、はっきり認識できる程度の強さで、清楚で、いやみの無い香りをもっています。もちろん部屋に広がるというような感じの強さでは無いのですが、鉢の周りに暖かい空気が流れるといった雰囲気を持っています。

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