Pentacon Six system
一眼レフのカメラが登場してから、何十年も経ち、これがカメラの定番になっている感があります。一眼レフのカメラは広角レンズから望遠レンズまでレンズ交換が出来ることが最大のメリットなので、各社とも、カメラの他に交換レンズもアクセサリーとしてラインアップしています。
しかし、交換レンズというのはカメラ本体より高い場合が多いですから、ある一眼レフシステムの交換レンズを全て揃えるなんてことは夢のまた夢です。
まして、中判のカメラになると、例えばハッセルブラッドというカメラを考えてみると、交換レンズを全部そろえるなど、メーカー以外に在り得ないことにさえ思われます。
この夢を何とかかなえてくれるのがPentacon Sixというカメラで、旧東ドイツで作製された6x6版のフォーカルプレンシャッターの一眼レフカメラです。このシステムだと、メーカーが用意した交換レンズを一式そろえるのも夢ではありません。しかもZeissで。これはE-bay等で安く売られているからです。
私も、一度はやってみたかった夢ですので、努力しました。とりあえず、Zeiss Jenaの交換レンズはコンプリートしました.....。(1000mmF5.6のミラーレンズのことは触れないのがご作法です(-。-; )、あと、Sonnar300mmとBiometar80mmは新旧2本ずつ写っています。
この他、Pentacon Sixにはシュナイダーをはじめ各種のレンズが装着できるのですが、これを集め始めると終わりが無くなるし、そこまでして使い込むにはリスクが大きいボディです。だからこそ、交換レンズが安く手に入るので、良い面もあるのですが。いずれ深入りしない方が良いのは確かです。
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コメント
しかし、一式揃うと壮観ですね。
Sonnar300mmの描写とは、どのようなものなのか、
リクエストを。。。<(_ _)>
投稿: staka | 2007年1月 8日 (月) 20時30分
エコノミストで東独のレンズに詳しいリチャード・クーさんは、ゼブラのSonnar300こそ真のSonnarでその後のMC Sonnarはコストダウンを達成しただけの物と何かの雑誌で語られておりました。
そこで、ゼブラのSonnarを探し求めたのでありました。明らかにレンズは違うのですが、描写は.....。
645とデジタルでは、同一条件でテストしたことがありますがPentacon Sixではやってません。今度やってみますね。
その比較でみた限りMC Sonnarの方が、私は好きでした。ただ白黒でトーンの出方を比べたらゼブラの方が良いかも。
投稿: kk | 2007年1月 8日 (月) 23時38分
東ドイツカメラの全貌でクーさんがMC300を天体写真や遠景の実写例を示して絶賛しておられたので、彼はMC擁護かと思っていたらゼブラ派だったのですね。構成はMCで前群の張り合わせを外した云々と書かれていましたが、図面ではよくわかりません。
レフレックスといえば500mmf4もありますね。アーセナルで売りに出ていて、ミロターを思うと半値なんですがちょっと手が出ませんでした。P6マウント可能だと思いますが66としては考えられていないのかな。
コンプリート期待しています(爆
投稿: lensmania | 2007年1月14日 (日) 11時54分
Sonnarの300mmは奥深いようで、クーさんも実は揺れているのではないでしょうか。
この二つは重さ、長さも違うものの決定的に異なるのが後玉の位置です。ゼブラは絞りのすぐ後ろ、MCはマウントの手前に最後尾のレンズが来ます。これからすると、MCはテレの設計がちょっと入っている気がします。
私の印象ではゼブラは絞ってもあまり性能の変化はありませんが、MCは絞ることによって明らかに向上して行きます。
投稿: kk | 2007年1月15日 (月) 23時46分