New Zealand、国の名前をつけられた銘花
Camera : Contax S2b, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEJ, Film : TREBI
バラに香りを求めるならばオールドローズかイングリッシュローズと言うのが一般的に間違いの無い選択だと思います。しかし、モダンなハイブリッドティにも香りが強いものがあります。その中で、私が好きな香りを強く持っているバラがニュージーランドです。
名前のニュージーランドはもちろん国の名前です。国の名前はおいそれと付けるものではありませんから、このバラはよほどの自信作だったものと思います。
ニュージーランドのMcGredy氏が1989年に作出し、1991年からニュージーランドを最初に商品化されました。別名はAotearoaと言いますが、これはマオリ族の言葉でニュージーランドを表す言葉のようです。このバラはニュージーランドの建国150年を記念して、国名を与えられたバラなのです。
ちょっと見た感じでは、大して花も大きくないし、とりたてて多花性でもない花なのですが、ハニーサックルを加えたような強いオールドルーズ香があります。この香りは心地よく、南国のリゾートでくつろいでいるような安らぎを与えてくれます。
そのせいか、このバラは何処と無く南国的で、比較的寒さに弱く、長雨にあたると黒点病も多発します。そのかわりうどん粉病には強いので、まさしく暖かく乾いた土地向きのバラなのだと思います。
私のバラもここ数年で樹勢が衰えてきました。お気に入りのバラなので何とか良い場所を見つけてあげたいのですが、なかなか良い場所はありません。
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