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2007年1月21日 (日)

MAMIYA PRESS

Img_6522_w 中古カメラを扱う店で激安の値札をぶら下げてたたずんでいるマミヤプレスを見つけると、思わず保護したくなるのは、本能的な反応だと思います。私は、本能にはあまり逆らわずに生きて行くことを身上としておりますので、本能にしたがってこれを保護して帰ります。

これは、なにも本体に限ったことでは無く、このカメラはアクセサリーが豊富でまた、パーツとしても出回っているのです。かくして、部屋にはマミヤプレスの部品がたまって行くことになりますが、マミヤプレスの部品に囲まれて寝泊りするのも、また、風情があるものです。

このようなパーツを組み合わせて、この年末には「マニアプレス アマシフト」と命名したカメラを自作しました。ほんの少しライズだけ出来る目測式の6x9カメラですがレンズはAPO Grandagon 45mmを使っているので、それなりの写真は撮れます。ファインダーは50mmのものを使い、6x9の枠の外側に合わせて大体合います。また、マミヤプレスのパーツを使うことによって、645,6x6,6x7,6x9のフォーマットが選べ、近距離ではスクリーンでピントを合わせることも可能です。

もちろん、自作用のパーツとしてだけでなく、カメラ本体として使っても使い易いカメラです。私は3台のプレスを持っているのですが表題の写真で左から、Mamiya Press 23 Standard、Mamiya Press Universal、Mamiya Press Super 23といいます。

このうち、23Standardは他のカメラに比べて軽く、またファインダーも90mmとマスクをかけた150mmに限定されたものですが、明るく見やすいというメリットがあります。

Universalはマミヤプレスの中で最もメジャーなボディだと思うのですが、これはこのカメラがカメラのバックを変えることによってポラロイドに対応出来るからであります。このカメラのバックの大きな開口部を利用して何か面白いことが出来るかも知れません。

Super23は、カメラのバックにベローズを持っていてあおりが出来ます。このあおりに対応するように100mmF3.5のレンズは沈胴するようになっております。この機能は同時に接写リングをボディに持っているようなものですから、望遠レンズの最短距離を縮めたい時、接写したい時に有効です。私個人は、どちらかというと、蛇腹を戻し忘れて、失敗した思い出ばかりなのですが...。

マミヤプレスのレンズはいろいろあるのですが、なんといっても白眉は50mmです。あとは、100mmF2.8、250mmF5あたりが秀逸です。

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コメント

はじめまして。
お聞きしたいことがあります。
super23にポラロイドバックを取り付けたいのですが、何か方法はありますでしょうか。アダプターがあればと思うのですが、なかなかみつかりません。

投稿: tuffaa | 2007年2月26日 (月) 13時12分

はじめまして。KKと申します。

これは、無理ではないでしょうか。アダプター付けたとしてもピントが合わないと思います。
また、アダプターを作る資金で、ユニバーサルのボディが買えそうです。ここは思い切って、Super23とユニバーサルを持ってしまうのが吉かと存じます。
こうして、マミヤプレスは増殖してゆくものなのです。

ちなみに、マミヤプレスファンクラブで聞けば、もっとまともな答えが得られるかもしれません。

http://www.awane-photo.com/home/mamiya/index.htm

投稿: kk | 2007年2月26日 (月) 20時51分

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