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2006年12月14日 (木)

サッターズ ゴールドの香りはマンゴ ピーチ ティ?

Sutters_w Camera : Rolleiflex SL 35E, Lens : Makro Planar 60mm F2.8 HFT, Film : TREBI

昔パラソルチョコレートというお菓子がありました。今でもあるかも知れませんが、最近ご無沙汰しております。サッターズ ゴールドの蕾を見るたび、私はあのパラソルチョコレートを思い出してしまいます。
花の蕾がとんがった三角錐だし、赤と濃黄の縞模様がピエロの持つ傘のようにメルヘンチックです。

Img_6487_w この花はいったん開いてしまうと花の命は短いので、蕾のうちが一番の楽しみです。花が開くと、蕾のうちは赤い縞だった部分が広がって、黄色の花に入る赤いぼかし、または血管のような赤い筋になります。

その赤い筋が血流と関係していてSutterというのはそんな意味で、黄色の花にはしる赤い筋が花の名前の由来になっている、と、何かの本で見たような記憶があって思い込んでおりました。
ところが今回Sutter's Goldでググッてみると、最初にでてくるのはSutter Gold Mining Companyでアメリカの金鉱会社です。

Sutterというのはスイスからアメリカに来た移民の名前であったのですが、この方の水車小屋で金が見つかったことによって、アメリカに有名なゴールドラッシュが起こり、現在は地名にもなっております。単純に考えるとアメリカの金の発見をお祝いして、それにちなんだ名前とも思いますが、金の発見は1848年このバラの紹介は1950年、百年の差があるし、金の発見を祝うならもっとふさわしい純黄のバラがあるでしょう。このバラの特徴は、黄色の花びらに走る赤い筋。この赤は無視することが出来ません。

今度は、Sutter's Gold Bloodで検索すると、また、山ほどヒットします。金鉱開発の歴史は犠牲者の発生なくしては語れないものなので、おそらく、このバラの名前は黄色が黄金。花びらに走る赤い筋が犠牲者の血に染まった川なのかも知れません。最も金鉱というものの本質を表現するバラなのでしょう。

名前の詮索はそれくらいにして、単純に花の話に戻りますと、この花は綺麗な蕾と、開花の進行が少し早すぎる花、黄色の花びらに赤のぼかしか筋が入りますが、これは季節によって変化します。これだけでも興味がありますが、さらにもうひとつ。この花はティーローズ系の香りを持つハイブリッド ティローズの中でもっとも素晴らしい香りを持つものの一つなのです。

そんな香りかと言うと、ネクタリンと紅茶を混ぜた感じの香りです。フルーツフレバーティのなかで、ネクタリンティというものがあったなら、こんな感じの香りだと思います。もし確実にあるものでブレンドするならば、ピーチティーとマンゴティをブレンドして缶に詰め蓋を開けてみてください。そこにはきっとサッターズ ゴールドの花の香りが....あるかも知れません。

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コメント

こんにちわKKさん
私は山下公園や港の見える丘公園で白いバラを撮りますが、バラは種類が多く憶えきれません。
我が家では匂いスミレが今ごろ咲きました。

投稿: staka | 2006年12月14日 (木) 15時59分

匂いスミレが咲き出しましたか。良いですね。ウチはどうなっているのか、怖くて見にいけません。

バラの名前を言い当てるのは難しいですね。一時期ご近所のバラを鑑定してみようと思って挫折しました。好きなバラは解るのですが、そうでないバラは見分けがつかないのです。

このあたりは人間の顔と名前が一致する、しない、と同じような基準かも知れないです。

投稿: kk | 2006年12月15日 (金) 22時34分

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