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2006年12月 9日 (土)

柊の白い花と、ホーリーの赤い実でクリスマス

Img_1598_w Camera : Canon5D, Lens : Distagon 21mm

日本の暖地が原産地の柊は英語でFalse Holly(ホーリーモドキ?)と言い、西洋が原産のHollyは日本語で西洋ヒイラギと言います。共通点は葉に鋸歯があって痛そうな点だけで、全く別な木ですが、お互いを自分に似た木だと思っております。

痛そう度で言うと柊の方が上なのですが、その柊の鋸歯も年とともに無くなって、丸くなります。人間のように分別がついて丸くなった訳ではなく、大きくなって食べられるリスクが少なくなったので棘をつくる必要が無くなっただけです。本来は刺々しく振舞うほうがエネルギーを消耗し、疲れることなのでしょう。

この木は他の花が少ない11月から白い小さな花を咲かせますが、葉の刺々しさからは想像がつかないような、甘く、しっとりと重い、ジャスミンの花の香りにも少し似ている香りを持っています。

この木は雄木と雌木があり、昆虫が少ない季節に雄花の花粉を雌花まで運んでもらう必要があるので、花のありかをしっかりと蜂に知らせる必要がある為か、木から降り注がれるように香りが広がってゆきます。

さすがに柊は日本が自生地なので、近縁種のキンモクセイのように何処を見ても雄木ばかりということは無いものの、植栽にみる柊の大多数は雄花です。ですから、香りで花のありかを知らせても、大多数の雄花の花粉は雌花に届かないのが現状です。

写真の柊は去年の12月、クリスマス前に東京の汐留は日本テレビの前で撮ったものです。この柊はクリスマスどころか新年になっても咲き続けました。残念ながらこの柊は夏には撤去され、現在はありません。クリスマスには柊の白い花とホーリーの赤い実がそろっていたら、電飾など不要なくらい美しい装飾になると思うのですが。

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コメント

今朝は寝ぼけていて名前をミススペルしてしまいました。でも出先のPCは指摘してくれません.…
さて日本の柊が赤い実をつけないのは薄々存じていましたが、気にも留めていませんでした。西洋柊とは別種どころか系統から違うのですね。うーん無知でした。
中学校時代、理科部という名の登山部で、ほとんどフィールドに居たのですが数少ない実験室の記憶は校庭の柊と金木犀をもいでは苛性ソーダで煮て学祭の呼び込み用の葉脈標本を量産した、なんともいえない青臭いにおいでした…

投稿: lensmania | 2006年12月10日 (日) 05時24分

西洋柊はモチノキ科、柊はもくせい科ですよね確か
うちの柊確か何年か前に、オリーブのような紫の実をつけていたと思います。地味な実でしたね、、、、

投稿: こう | 2006年12月13日 (水) 21時19分

「オリーブのような紫の実」を見てみたいです。雌花すら写真でしか見たことがありません。

私の家の周りには雄花ばっかりでした。それどころか、そんな植栽も次々に消えて行って、今年は柊を見ていないのです..。

投稿: kk | 2006年12月14日 (木) 00時30分

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