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2006年11月 1日 (水)

オシロイバナは身近だけれど素晴らしい花

Img_0145_w Camera : Canon5D, Lens : EF24-105 F4L

あまり馴染みの無い花が続いたので、身近な花について記事を書いてみようと思います。身近の花はオシロイバナ。盛夏から晩秋まで花を咲かせております。

本来この花が評価される時期は盛夏ではないかと思います。というのは花が少ない時期に毎日花を咲かせるし、蒸し暑い夜を良い香りで慰めてくれます。私はオシロイバナの香りについて感心するのは、盛夏の蒸し暑い夜に、まったく嫌味のない香りであることです。蒸し暑い真夏の夜には、例え良い香りでも、強かったり、バランスが悪かったりすると嫌味を感じたりうっとうしさを感じたりします。それが、オシロイバナの香りはすんなり受け入れることができるのです。

この花が日本にやってきたのは、江戸時代の初期の頃でしょうか、何かの本で江戸の庶民は縁台の側にこの花を植えて暑気払いをしたと書いてあったと思います。この花のはんなりとした柔らかい香りが夏の夜の不快さを和らげるのだと思います。

もしかしたら、子供の頃種をつぶしておしろいのような粉を出して遊んだ情景が、この花の香りとともに浮かんで、気分を静めるのかもしれません。この花は子供の遊びで種をとられても、十分なくらい沢山の花を咲かせ、種を作ります。

ところで、種苗店でオシロイバナの種を買えばおそらく混合と書かれていることでしょう。この花は種で増殖されるために、花色を固定して販売できないのです。最近は絞りが入った花の種もありますが、どのような絞り模様の花がどの花色をベースにして咲くか、種が保証するものではありません。

もし、この場所にこの色のオシロイバナが欲しいと思えば、種を買ってプランターに撒き、育てて花を咲かせ、好みの色の花の茎をマークし、冬になり地上部が枯れたら掘りあげれば、球根のような芋のような根塊ができていますから、それを所定の場所に植えれば、その根塊から昨年よりも丈夫な芽がでてきます。根塊が庭では越冬できない地域に住んでいる人は、鉢にいれて室内で保護して、春に庭に戻せばよいのです。

実は、私のうちにオシロイバナはありません、近所の道路端に沢山咲いているので、それを楽しんでいるのです。道端のオシロイバナで楽しませてもらうからには花色の好みは申しません。

しかし、ご近所にピンクの絞りのオシロイバナが群生していた家があって、通るたびに羨ましいと思っておりました。その家が建替えのために取り壊され、整地されて行く様子を眺めて、根塊がー、根塊がぁー、コンカイがあああぁ、と寂しく、心の中で叫んだことを思い出します。

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