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2006年11月11日 (土)

イランイランの香りが漂う夜に、妖しい夢を見る

Img_9991_w Camera : canon 5D, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEG

イランイランは花の中の花という意味なのだそうです。通常、「何とかの中の何とか」は特定の何とかを代表するようなものを指すわけで、さしずめイランイランは全ての花を代表するような花ということになります。

ところが、植木を育て蕾が開花しても、黄緑色の地味な花で、花の中の花をうたうほどの容姿ではありません。この花が花の中の花と呼ばれるのは、原産地ではほぼ周年開花することと、その花が素晴らしい香りを持っていること、とりわけ、女性がこの花を使ったレイで楽しむように、女性になじみが深いことが最大の理由だと思います。

花の香りに性別があるわけではないのですが、この花の香りは女性が身につける香りに相応しいものです。1920年代には女性らしい香りとして、いろいろテストされた結果、後にシャネルの5番として世に出る香水がこの花を主原料に作られ、その香水は、1950年代にマリリンモンローがこの香水だけを身につけてベットに入り、その香りを伝説にしました。 

これは商業広告としてのイメージの世界だけではなく、この香りには実際に媚薬的な要素があるようです。インドネシアではこの花を新郎新婦のベットに敷き詰める習慣があるとのことです。

私も、この花の香りが漂ってくるとオンナっぽさを感じます。一時期、自分の部屋で耐寒性の無い植物を保護していたことがあるのですが、この花の香りが漂ってきた時は閉口しました。なかなか寝付けないし、寝入っても妖しい夢にうなされて何度も夜中に目を覚ましました。結局、部屋から追い出すことに。

この木は常緑で、本来大きな木になるのですが、柔軟性があり、鉢で小型に育てても、暖房のある部屋で越冬させると、冬でも花をつけてしまうのです。

実際、寝室で越冬させて悪い夢を見るのは嫌ですから、室内の廊下とか縁側で越冬させるのが良いと思います。この場合葉は落ちてしまうのですが、春になるとちゃんと新しい葉が芽吹いてきます。その場合、開花は秋です。

Img_9994_w 表題の写真は花が大きく、昼でも香る品種、左の写真はウチで何年も育てている品種です。こちらのほうが地味ですが香りは強く感じます。特に夜。元気が無くなってきたので、今年は大胆に切り戻してみました。今年、ちゃんと越冬すれば良いのですが。

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