秋の夜長には、月の光と虫の音、そしてゲッキツの香り
Camera : Pentax 645, Lens : Macro Planar 100mm F2.8 AEJ, Film : RVP (MP100は645を楽勝でカバーします)
別に開花期は決まってないけれど、この季節にはこの花が欲しいといった、理想の組み合わせに、秋に咲くゲッキツの花があります。
この花の開花期は6月から9月と幅広いので、何時咲いてもおかしくないのですが、出来れば秋のお彼岸過ぎに咲いて欲しい花です。
残念ながら、私の鉢花は今年は開花が早く、夏には咲き終わってしまいました。暑いところに置いていた為かも知れません。
何故、この花は秋が良いかというと、この花の香りが秋の夜にとても良く似合うからです。青っぽい柑橘系の香りです。ゲッキツという名前も漢字で書くと月橘で、月夜の晩に柑橘系の香りを発することにちなんでつけられています。またの名を九里香と言うのは、その香りが強く、遠くまで届くことからです。
実際、月夜の晩に虫の音を聞きながら、月光に輝く照葉とそのなかから星のように浮き出る白い花を愛で、ひんやりとした夜露に青い柑橘の香りが漂う様は優雅で、贅沢な気分にさせてくれます。
沖縄では生垣に出来るということですから、ゲッキツが咲く月夜は素敵なことでしょう。生垣は無理でも鉢植えにすれば、美しい照葉を鑑賞する観葉植物として楽しめます、シルクジャスミンという名前の観葉植物はホームセンターで簡単に見つけることが出来ますが、このシルクジャスミンがゲッキツなのです。
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コメント
P645用Y/Cマウントアダプタをつけられたのですか。
うーん毎回驚きでいっぱいです。頭さがりまくりです。
投稿: lensmania | 2006年10月14日 (土) 20時47分