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2006年10月12日 (木)

アマゾンリリーは花嫁の花

Img_0003_w Camera : Canon 5D, Lens :Macro Planar 100mm F2.8 AEG

花嫁が手に持つブーケにはいろいろな花が考えられますが、アマゾンリリーは外せない、と私は思います。

それは、純白の花びらと中央に入る緑のアクセントがとても新鮮で初々しい、この花の姿からなのですが、花言葉も「清らかな心」だそうで、まさしく花嫁の花にふさわしいのではないでしょうか。

アマゾンリリーという名前は英語での呼び名からきているのですが、正式にはユーチャリスといいます。

私は長い間この花のこの名前には違和感を覚えていました、花嫁が持つ初々しい花に、アマゾンは少し強すぎる名前に覚えたためです。

それは、おそらく、「アマゾン」に「アマゾネス」を連想したためでしょう。

子孫を残す為に一時的に男を必要とし、用が済めば邪魔者として始末してしまうという、伝説のアマゾネス。一度、連想してしまうとイメージが先行して、アマゾンリリーを持った花嫁が不気味に笑っているようにも思えてきます。

しかし、それはある意味で当たっているかも知れません、花嫁はどうしたって、強く、たくましく、厳しく、辛らつに育ってゆくのですから。

そういえば、この花もとても良い香りがあるのですが、その香りはミルキーで少しバニラが入っているような甘い香りに、ブラックペッパーの香りを入れる事を忘れていません。

耐寒性が無いので、冬は保護してあげる必要がありますが、花が無い時も観葉植物として楽しめます。ただ、葉は大きく場所をとるのでそれなりの覚悟は必要です。

私も一度育てましたが、鉢が小さかったせいか、年に一度の開花にこぎつけるのが精一杯で、地植えに挑戦してみたものの、やはり枯れてしまいました。

切花では、ブライダルブーケ用に周年市場に出ており、また周期的に手ごろな価格で切花を手に入れることが出来ます。切花でも日持ちが良い方なので、私はもっぱらこの花は切花で楽しんでおります。

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コメント

この間、珍しく鉢物がデパートのGreen shopに出てました。
2500円ぐらいでした、いい香り放ってました。
春先球根で買うと500円~800円ぐらいですけど、咲かない時もあるようで難しいですね。
今、秋植え球根がいっぱい出てるので、今年は、ムスカリGフラグランスとヒヤシンス、イェローサルタンの種を買い求めました。

投稿: | 2006年10月12日 (木) 12時29分

この花の鉢花には魅力があるので、現物を見たらつい、フラフラと買ってしまいそうです。

私も、グラジオラストリステスの球根を探しているのですが、まだ入手してません。通信販売で手に入るのでそのうち注文しなくては、と思いつつ月日がたちました。

投稿: kk | 2006年10月13日 (金) 09時07分

グラジオラストリスティスは春咲きグラジオラスの事ですか?
花が香るというイメージが無いのですが、これも、夜間に香るのでしょうか?
この間、普通の紫のペチュニアが、夜になると
甘い香りがするのに、びっくりしました。新しい発見でした。

投稿: こう | 2006年10月13日 (金) 21時02分

グラジオラストリスティスは春咲きのグラジオラスです。針のような細い葉と茎に、緑っぽい花を咲かせて、夜になると香ります。私は割りと好きな香りでした。

丈夫な品種なのですが、地植えにすると、そのうち消えていってしまいます。フリージアと似た性格だけれども、フリージアの方が少し丈夫なような気がします。球根の大きさもフリージアに比べて小さいので、そのあたりは、しかたがないですね。

切花もあるらしいのですが、今年の春は残念ながら手に入りませんでした。

品種改良して、もう少し派手な花を咲かせる春咲きのグラジオラスもあって、その中には良い香りをもつものもあるとのことです。

投稿: kk | 2006年10月15日 (日) 15時24分

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