« 夜顔は美しさゆえに夕顔にされそう | トップページ | Moon Spriteは月に住む妖精のようなバラ »

2006年9月21日 (木)

夜来香(イエライシャン)の謎と浪漫

Yeraishan_w Camera : Pentax 645, Lens : Macro Planar 60mm F2.8 HFT !, Film : E100VS

夜来香はイエライシャンと呼びますが、懐メロでその名前を知っている方もいるかもしれません。こんな感じの唄です。

「あわれ春風に 嘆くうぐいすよ 月に切なくも 匂う夜来香 この香りよ」もっとも、これは日本での歌詞であって、中国での歌詞はもっと南国情緒がいっぱいのものだったとのことです。

しかし、一方で歴史的な背景から、昔の中国の伝説で城を占拠した戦士が宴席の夜この香りを嗅いだことによりホームシックにかかって戦意を失ってしまった。という言い伝えを元に、日本人の山口淑子さんを、中国人の李香蘭になりすまさせ、反日の戦意が萎えるように、権力が画策した歌なのではないかと考えてしまいます。

もちろん考えすぎは百も承知ですが、山口さんの経歴の前では、歌の名前としてささやかに係わったこの花の名前にさえ、ロマンと謎が生まれます。

実際、この花の香りは長い間謎でした、歌ではあれほど甘く聞こえる花の香りが、確かめられなかったのです。日本で確認できたのはわずかに1株、神代植物園の人がバンコクから1970年に持ち帰った株でした。その株は今でも健在で花を咲かせているので見ることが出来ます。

ところが、香りは確認できません、何故なら香りが漂うのは夜からなのです。結局、この花の香りが楽しめるようになったのはつい最近の事。通信販売で売られ、気の利いた園芸店でも売られるようになりました。

この花はおそらく温度さえあれば、不定期に周年開花するのではないでしょうか。私の家では冬をギリギリで越冬するので、開花は7月から9月になります。

肝心の花の香りは、穏やかで、少し青っぽい、東洋蘭の香りを俗っぽくしたような香りです。これが、秋の夜だと香りの印象も変わり、例えば故郷を離れた兵士は望郷の念にとらわれそうです、ところが夏だと、全てのことが面倒くさくなるような気だるい感じの香りなのです。

|

« 夜顔は美しさゆえに夕顔にされそう | トップページ | Moon Spriteは月に住む妖精のようなバラ »

コメント

夜来香の鉢植えデパ-トで売っていましたが、値段の割りに木自体が貧弱だし花も着きやすいのか、耐寒性がどうなのか気になってました。マダガスカルジャスミンと同じぐらいの耐寒せいでしょうか?

いまうちでは、ジンジャ-の花が良い香りを放って咲いてます。

投稿: こう | 2006年9月21日 (木) 09時52分

花つきは良いと思います。ただ、越冬のさせ方によって左右される気がします。
最低温度は10度ということですが、実際はこれ以下で大丈夫です。しかし、そうなると全ての葉が落葉して、休眠モードで命からがら越冬することになり、成長は悪くなります。マダガスカルジャスミンと同じか、少し難しい程度だと思います。

私の株も今年の冬は厳しかったらしく元気がありません。

ところでジンジャー良いですね、うちのは事情があって、今年は芽が出てきませんでした。結局、枯れてしまったのですね。

投稿: kk | 2006年9月21日 (木) 21時15分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 夜顔は美しさゆえに夕顔にされそう | トップページ | Moon Spriteは月に住む妖精のようなバラ »