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2006年8月 6日 (日)

Hasselblad 500CMとPlanar100mmF3.5

Kjuniorschool_w Camara : Hasselblad 500CM, Lens : Planar 100mm F3.5  C T*, Film : RDP3

夏休みの小旅行にデジタル一眼とHasselblad 500CMを持って行きました。レンズはPlanar100mmF3.5を一本付けっぱなしです。

本来この状況では、コンパクトな80mmか広角の60mmを選ぶべきなのですが、今回ひょっとして炭鉱跡とか訪ねるチャンスがあるかもしれないと思い100mmにしました。何かしら構造物を撮ろうと思ったらPlanarの100mmは圧倒的に優れているからです。

旅に出る前こそワクワクしていろいろ機材を考えますが、旅の途中ではカメラを出すのも億劫になり、実際はほとんど標準ズームをつけたデジタル一眼で記録することになってしまいましたが。

そんな中、汽車の車窓から素晴らしい木造校舎の小学校が見えました。即座に位置を確認し、アプローチを検討し、ここだと思う駅で下車しました。

そして、先ほどの小学校にたどり着くとおじさんが草むしりをしていたので、「校舎の写真を撮っても良いですか」と聞いたところ「何だったら中も案内するよ」と言ってくれました。草刈をしていたおじさんは校長先生だったのです。

旅行の期間中でPlanar100mmが活躍する唯一のチャンスでしたが、実はHasselbladを持ち込むことはためらいました。高感度フィルムを持っていなかったからです。デジタルならISO感度を上げるだけなのに、フイルムカメラはフィルムを変えなくてはならないし、そんな種類を通常持ち歩くことは無いのです。もちろん三脚も大げさなので持込は最初から遠慮するつもりでした。

結局、ストラップにテンションをかけて気合で止める、という方法で撮影したのですが、コレが結果的に子供の身長の目線と一致したみたいで、本来撮りたかった角度で撮影できました。

私が卒業した小学校は、小学校自体が無くなってしまいましたが、Hasselbladのスクリーンに写される光景は、自分が子供の頃見たものとそっくりでした。

木の廊下、木の格子が入ったガラス窓、コンクリートの手洗所、休み時間には鳴るのがイヤで見上げたベル、壁に張られた絵。オートフォーカスのデジタル一眼のファインダーと全く違った絵画がHasselbladのスクリーンに写され、しばらく至福の時を過ごすことが出来ました。

このカメラを持ってきて良かったと思える瞬間です。

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