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2006年7月23日 (日)

Ysarex 150mm F4.5 for Graflex xl Lens

Ysarex150mm_2_w Camera : Graflex XL lens: Ysarex 150mm F4.5 Film : RVP

Graflex XLは本体の使いにくさとは裏腹に、ラインアップされたレンズには魅力的なものばかりです。このカメラを使う度に何とかしてレンズだけ摘出して、別のカメラで使えないものかと考えてしまいます。特に望遠レンズに関しては。

Graflex XL自体は悪いカメラではありません。インチ規格で統一された素晴らしいシステムカメラです。レンジファインダーで超広角から望遠まで使え、フイルムのサイズもブローニーの各サイズから、ポラロイド、45の大判まで使えるアダプターさえあります。

ただ、この欲張りすぎが災いして、ファインダーがいい加減すぎるのです。ファインダーの真中はさすがに写ります。しかし、上下、左右どの範囲が写るのか解りません。そのため、画角の狭い望遠ほど不利なのです。

ところで、Ysarex150mmですが、これはRodenstockがGraflex XLの為に用意したレンズのうちの一本です。Graflex XLにはZeissもレンズを用意しており、Rodenstockのラインアップはどちらかというと、地味なのですが、そのなかでも150mmは目立たないレンズです。

一説によると、稀土類ガラスを使ったテッサータイプと言われております。はっきりしていることは、180mmのSonnarやRotelarよりも鏡筒が長く、その割にレンズは軽いこと。おそらく45をカバーするイメージサークルを持っていること。開放ではややソフトな感じがするものの、絞り込むにつれて加速的にシャープになって行くことです。Rodenstockは180mmにテレタイプのRotelarを用意しながら、何故こんな長い鏡筒で何故150mmを用意したのでしょう。謎です。

このレンズこそマウントを取り外して、大判で使いたいのですが、鏡筒が固着してマウントが外れなく、さらに鏡筒が長いので、シャッターの座金も回せないので、レンズの摘出はあきらめております。

ジレンマを抱えつつ、「大体あの変まで写るかなぁー」と牧歌的なことをつぶやきながら、正しくGraflex XLで使用しております。作例の写真も手持ちでISO50、日陰という条件でしたが気持ち絞っています。スキャンでは解りにくいのですが、暗部もつぶれずよく出ています。ただ、本当はもっと上部が写っているハズだったのですが。

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コメント

どうやって外したかは忘れましたが当家のYsarex150は外れ、ご推察通り4x5をカバーします。軟調で繊細な描写であることはまったく仰るとおりです。XLRFのフレームはあまりにもいい加減なのでピントグラス撮影が望ましいのですが、そうするとXLの良さをスポイルするかなあとも。

投稿: lensmania | 2006年7月24日 (月) 10時55分

いいですね、これは4x5で使うレンズだと思います。

私の物は、どうもマウントの円盤が円柱の鏡筒と固着しているようなのです。工具を工夫して座金を外すかなぁ。

投稿: kk | 2006年7月25日 (火) 00時56分

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