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2006年7月16日 (日)

Super Ikonta Super six 532/16

Img_5262_w 写真のカメラはZeiss Ikonta 532/16、一般にスーパーシックスと言われるカメラの第二世代、1937年から1956年まで作成されたものです。その中でもシャッターとレンズから戦前の1930年代のものと思われます。

製造後70年近く経っても、ボタンを押すと金属のフリクションでヌメェーとレンズがせり出してくる感触はそのままです。格納の際のカッチリ感もそのまま、ノンコーティングのレンズが天然コーティングされてきたこと意外は全て、70年前と同じように思えます。

ちょっとやりすぎるのがZeissの悪いクセと言う人がありますが、このシンプルな機械の精度、素材、感触が70年も維持される様子はさすが、という気がします。

もっとも、当時のスーパーイコンタというのは、今日の最高級デジカメCanon1Ds mark2でさえ比べる対象では無いほど高級なものだったのかも知れません。

スーパーイコンタは70年持つけれど、Canon1Ds Mark2が70年持つことは有り得ないのだから、その価値観だけで考えれば間違いなくスーパーイコンタのほうが上手ですから。

ところで、スーパーイコンタと言う名は、正しくはZeissのホールディングカメラで距離計が付いているものをスーパーxxと言う中で、フイルムサイズが6x9のものを指します。6x4.5のサイズはスーパーセミイコンタ、6x6のサイズはスーパーシックス、と使い分けるのが正しいようです。

私は、スーパーシックスだけ2台使用しているのですが、1台は写真の第二世代、もう一台は戦後の第三世代です。カメラとしての使い勝手はレンズもコーティングされている第三世代の方が良いのですが、モノとしての風格、完成度でいったら、戦前のものが優れています。それに11枚しか撮れないこともコマダブりの心配が要らない分、美徳かも知れません。

Jenatessar80_2_w レンズはノン コートのTessar80mmF2.8ですが、Tessarらしくない柔らかい描写をします。このあたりはモノ コートのTessar75mmF3.5が付いている第三世代以降との大きな違いです。作例は逆光でどんな風になるかテストしてみた時のものです。盛大なフレアーとゴーストが楽しいですね。

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