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2006年7月20日 (木)

気難しい妖精のクリダンサス フレグランス

Img_6628_w Camera: Canon 5D Lens: Macro Planar 100mm F2.8 AEG

クリダンサス フレグランス(Childanths Fragrance)の球根が、園芸の大手通信販売のカタログに登場してから久しいのですが、あまり広がる気配を見せません。どう解釈したら良いのでしょうか、一度は物珍しさで買ってみたけれど、後が続かなかったとすべきでしょうか。

実は、私もその一人です。香りの良い花を見たり育てたりするのが趣味ですから、カタログにこれほど美味しそうなものが載っていて見逃すことは無いのです。

球根を買った一年目、小さな鉢に植えてみる。花が咲いたような咲かなかったような、記憶に残らない状況で終わる。まあ、最初だし、球根が小さかったのかも知れない、と、来年に期待する。球根が分球して、得をした感じになる。
二年目、全然花は咲かない。鉢ではスペース不足かと、地植えに変える。三年目、跡形も無く消えて無くなる。

こんな感じでしょうか。お気楽な放任でも綺麗な花を咲かせるような植物ではなさそうです。十分な知識が必要に思います。

この植物は英語でPerfumed Fairy Lily(良い香りの妖精百合)という名前です。名前だけから想像すると、「私の好きな球根植物ベスト10」という投票があれば上位入賞を果たしそうなくらいポピュラーな植物に思えます。しかし、実際には、英語で検索しても正しい情報は少ない部類の植物です。

その中で、はっきりしているのは、春に排水の良い土壌に植え、十分な日光の下で育て、秋には球根をほりあげて越冬させる。という手間をかけてやる必要があることです。分球を防止するには、深植えしてあげると少しは効果があるかも知れません。英語でも別名Delicate lilyと呼ばれるみたいですが、本当にデリケートです。

この花は背が低いので、鉢花で鑑賞するのが良いと思います。草丈に対して大きめの、黄色の花が映えますし、新鮮なレモンの皮のような魂に響く香りも良いです。特に香りに関しては夜の方が似つかわしい感じがします。鉢花ならば、夜でも鑑賞しやすいところに持ち運ぶことが出来ることも便利です。

ただ、鉢花に仕立てた球根は翌年の開花を狙うならば、日当たりの良いところに埋めて、肥培する必要があるでしょう。

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