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2006年7月11日 (火)

北国の浜辺に咲くハマナスへの想い

Img_7737_w Camera : Canon5D,  Lens: EF24-105 F4L

実は、ハマナスにはろくな思い出がありません。オホーツク海で流氷を見に雪で覆われた浜に出たとたん、足元が崩れてハマナスの針山地獄に落ちたりとか、浜辺を歩いてズボンを引っ掛けたりとか、あの細かな棘にまつわる事だけを思い出します。

それでも、私はこの日本が原産の野生バラを誇りに思っていて、外国の公園などに咲いている姿を見かけると、「偉いねハマナスクン」と声をかけずには居られません。

ハマナスは学名を Rosa rugosa と言いますが、明緑色の葉のしわの多さが名前の由来です。四季咲き性というより、ポツポツと連続開花して、花と実が同時に見れます。

花は、原種にしては美しく大きな花で、バラの香りの本質を維持しながら、胡椒のようなスパイシーな香りをアクセントに持つ素晴らしい香りを振りまきます。

花後に大きなオレンジ色の実が成り、この実にはビタミンCがたんまり入っていて、ジャムにしたら良いとの事。実は子供の頃、ハマナスの実をもいで食べたことがあるのですが、あの頃はジャムにするという知恵がなく、結果はビィェー、ペッペだったと記憶しています。

これも、あまりよろしくない思い出の一コマだったのですが、このような思い出は、セピア色に美化されて来るようです。あの頃の景色をもう一度見たい、そんな思いに強くとらわれ、ハマナスが野生状態で咲く、荒涼とした海岸を探していたのですが、嬉しいことに、そんな場所は探せばまだ残っていたみたいです。

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