バナナの香りのカラタネオガタマ
Camera: canon 5D lens: EF24-105F4L
東京、赤坂の山王パークビルには大きなカラタネオガタマの木が植栽されていて、五月下旬の天気が良い日には、首相官邸まで、バナナのような香りを届けているかも知れません。勤務先の近所にあった、大好きな木なのですが、このビルの近くで写真を撮っては良くないようなので、写真は掲載出来なく残念です。
この花は地味なので、この花からあのバナナのような香りを出していることは、考えにくいですね。それに香りが強いのは、一日のうちでも午前から正午、午後になると、香りは弱まります。また、曇天の時も香りは弱いような気がします。
その為、大きなカラタネオガタマが植栽されている近辺の人には、初夏の午前中に漂うバナナのような香りは、謎のままという場合もあるかも知れません。
表題の写真は、鎌倉のお寺で撮ったものですが、私の家の木に比べて、濃いクリーム色の花びらに赤のぼかしが多く入る花を付けていました。私の家の木は、赤は花びらを縁取る程度です。
おそらく、カラタネオガタマはこの赤の入り方に変化があるのでしょう。最も強く赤が入る品種はポートワインという名前が付けられています。
写真に写っているバッタは何がしたくてこの木にいたのでしょうか、危害を加えるつもりは全く無かったのですが、そわそわと落ち着かない様子で、こちらをずっと伺っておりましたので、記念に一枚撮ってみました。
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コメント
カラタネオガタマってどういう字なのでしょう.いや検索すればいいんですが ^^;;;;
この子はヤブキリですね.肉食性の強いキリギリスの仲間です.おそらく花に寄ってくる昆虫を捕食するために待ち伏せしている最中なのでしょう.
投稿: lensmania | 2006年6月27日 (火) 23時51分
カラタネオガタマは「唐種招霊」と書きます。
オガタマの木とは、一見あまり似ていないのに、カラタネをくっつけて呼ばれるようになったいきさつについて興味があるのですが、未だに謎は解けていません。
もともと特別な力があると信じられるから、「招霊」なのであって、あまり安売りされる名前では無いはずなのです。
ヤブキリですか。それより、キリギリスの仲間って肉食性とは知りませんでした。
夏草を食べながら、唄って、踊って、ひょうひょうと暮らしているものとばかり思っていました。調べてみると結構、獰猛な性格なのですね、アリとキリギリスのイメージとは随分違いそうです。
投稿: kk | 2006年6月28日 (水) 22時17分