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2006年6月30日 (金)

グラースを黄色に染めるジュネは周りを彩る

Spanishbloom1_w Camera: Pentax 645,  lens : Planar 110mm F2, Film: RDP3

写真の花はスパニッシュ ブルーム、「エニシダ」の仲間です。フランス語ではジュネと呼び、南仏の香水の町グラースを黄色に染めるそうです。比較的寒さに強く、横浜にある私の自宅でも、5月から6月にかけて玄関前を黄色に染めます。

この木は私のお気に入りで、ほとんど葉が無い緑の枝は、花の無い季節でも、美しい姿を見せてくれ、花期には惜しげもなく大量の花が長期に渡って咲きます。

花ガラをとって手入れしてあげると一月ちかく咲き続けます、病害虫の心配も要りません。この開花の間、玄関前にはいい香りが漂います。

この花からはブルーム アブソリュートといわれるエッセンシャルオイルが採れますが、その香りは干草と蜂蜜とメイプルシロップを混ぜた感じの甘い香りです。

また、この花は実際に蜂蜜の蜜元になっていて、エッセンシャルオイルの香りそのままの印象で、砂糖を焦がしたような甘い蜂蜜も作られています。

ところが、生花の香りはコシのある青っぽさがあり、この香りの混じり方によって、オレンジフラワーのように感じるときも、藤の花を艶やかにした感じに思える時もあります。花期が長く、昼も夜も香りは持続するので、いろいろな印象の香りが楽しめるのです。

この花のエッセンシャルオイルは、そのままの香りを目指した香水として使われることは無く、ブレンド用として使われるとの事です。その理由はこのオイルを加えることで、全体の香りが引き立つからだそうです。

周りの環境によって色々な印象になる生花の香りも、色々なブレンドのパートナーの香りを引き立たせるエッセンシャルオイルの香りも、この花の奥深い本質を表しているのかも知れません。

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