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2006年6月10日 (土)

ニオイバンマツリは美味しいそうなジャスミン香

Banmatsuri_w カメラ:Pentax645 レンズ:Summicron90mmF2 フイルム:RDP3

最近、近所でニオイバンマツリの庭木を見かけることが多くなりました。鉢花で買った木を地植えして、大きくなってきたという感じです。

ニオイバンマツリはBrunfelsia australisといってブラジルを中心とした南アメリカ原産の花木です。暖かいところで、生まれたわりにそこそこ耐寒性があって、横浜あたりでは、地植えで問題なく育ちます。常緑樹ですが、寒い日が続いて葉が落ちても、春になれば新芽が吹き出てきます。

この花のが面白いところは、紫で咲き出した花が退色して白くなるので、木全体でみれば、紫と白の花を咲き分けているように見えます。

こんなところから、英語ではYesterday-Today-and-Tomorrow という嘘のような呼び名がついています。充分、その気持ちは理解できるのですが「昨日、今日、明日」という植物名は面白いですね。

例えば、「今日、庭にでたら昨日、今日、明日が紫色の花を付けているのを見つけました。昨日見た時はまだ、昨日、今日、明日は咲いていなかったのですが。もう初夏ですね。折角咲いたきれいな昨日、今日、明日の紫色の花も明日になれば白に退色するのですね。」という会話になってしまうのです。面白いでしょ。英語で書いてしまうと、結構普通の会話になってしまうのかも知れませんが。

それはともかく、このニオイバンマツリは、ジャスミンのような香りがすると総称される植物の中で、最も良い香りをもっていると思います。

ジャスミンの香りにある意味似ているのですが、ジャスミンより罪が無く無邪気で、甘くしっとりしており、何かのお菓子のフレーバーが混入しているかのような香りです。

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