ハニーベルの香りは蜂蜜よりもスズランに近いと思う
カメラ:Pentax645 レンズ:Makro Kilar 90mmF2.8 フイルム:RAPF
写真の花はハニーベル(Hermannia verticillata)と言う名の花ですが、恥ずかしいことに、この花の名前をすっかり忘れておりました。かろうじて、何とかベルという感じの、ありがちな名前だったなー、と記憶していて、随分図鑑や、ネットで検索しました。
結局この花の名前を検索できたのは、ネットから、何とかベルの何とかをつぎつぎに変えて、探すことが出来ました。今回はネットで検索出来たのですが、これは名前の一部を記憶していたからです。特徴からだと図鑑からの検索の方が便利です。
この過程で面白かったのは、何とかベルの何とかをそれぞれ変えても、それなりにヒットすることで、本来の検索を忘れて、ほーとかへーとか感嘆しながら結構楽しむことが出来ました。それにしてもハニーベルとは思いつかなかったぜ。
この花の特徴は、黄色いベルのような花を下向きにつけること、その花の香りがすずらんのような、マダガスカルジャスミンのような香りであることです。確かに甘い香りですが、ウェットな感じの酸味も含まれていて、蜂蜜とはちょっと違うような気がします。
通常この花が店頭に並ぶのは3月か4月、ポット苗の草花風に売られます。ところが、この植物は実際は、ほふく性の小さな木なのです。耐寒性が強くないので通常は春咲きの草花みたいに扱われますが、場所を選べば、緑の葉をつけたまま越冬します。
カメラ:Canon20D レンズ:Zuiko Macro50mmF2
私が育てている木は、屋外で無造作に地植えしているだけですが、去年の5月から6月にかけては、グランドカバーのように淡い緑を伸張させ、黄色のベル状の花を惜しげなく咲かせ、良い香りは庭を覆いました。ところが、今年の冬は寒かったらしく、息も絶え絶えで、かろうじて越冬したという感じで、枯れた赤い枝が無残でした。
もともと、南アフリカが原産地ですから、耐寒性も耐暑性もたいして強くない植物なのです。地植えは魅力的ですが、ちょっと難しいかも知れません。
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