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2006年5月25日 (木)

何か美味しそうな、ホウノキの花の香り

Img_3613_w カメラ:Canon20D レンズ:Tamron28-75XR Di

ホウノキは大好きな木で、どの観点からこの大好きな木を紹介したら良いか迷っているうちに、出遅れてしまいました。

何が好きかと言うと、まず、大きな葉です。日本に自生する木で最大の葉だそうです。特に新緑の頃の美しさには、「萌えー」と(心の中で)叫びたくなるものがあります。

そして、この葉を使った伝統食。朴葉みそ、朴葉餅、朴葉すし。いかにも美味そうです。これらは、ホウノキの葉が大きいが為に食材を包むに使われたにせよ、大きいだけでなく、香りが良く、無毒である、さらに保存性がよくなるからです。

これらの伝統食に葉を提供するホウノキは、その花も素晴らしく美味そうな香りをもっているのですが、何か、ほんのり甘い、メロン系ミックスフルーツ有る時はバナナ風味の菓子ででもあるかのような香りです。

こんな香りの花が咲く木の葉なら、安心して食材を包めるのですね。

あと、木材としても、下駄の歯とか刀の鞘とか、日本の生活に欠かせない物の材料として使われてきました。

この木は、花が咲いてなくとも、その葉で確実に存在を確認出来ます。この木が群生している場所をいくつか知っているのですが、開花期に訪れてみたいと思いつつ、なかなか果たせません。

Hounoki_w カメラ:Hasselblad SWC レンズ:Biogon38mmF4.5 フイルム:E100G

この写真のホウノキは、新宿御苑のものですが、とても良い木です。普通ホウノキは高いところに花を咲かせて、たとえ開花期に訪ねることが出来ても、花を身近で見れるとは限らないのですが、この木は枝を垂れ下げて人間の身の丈の位置に花を付けてくれます。

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