ヒゴスミレの香りで酔っ払う
カメラ:Canon5D レンズ:Apo Macro Elmarit 100mmF2.8
ヒゴスミレは、とても丈夫なスミレで、こぼれ種で増えるので、一株庭に植えると、翌年にはあらぬところに顔を出します。例えば、大切にしているバラの鉢の中にとか。
葉が独特の形をしている為、一目でそれとわかり、雑草を抜く手をとめて躊躇します。「この状態は続けては居れない、いつか思い切らねばならない、でも可愛いしなー」と。
結局、「バラが咲くまで寂しいし、いいか」とか言って放任することになるのですが、不思議なことに、バラの鉢は居心地が良いのか、結構丈夫に育ってしまいます。やっぱり、早めに移植してあげるべきでしょう。
ところで、この白く可愛らしい花を付けるスミレは、とても良い香りを持っています。その質はスイートバイオレットや、パルマスミレの化粧品系の香りではなく、何か食べ物系を連想させるものです。
肥後を冠する名前を持つものの、アジアの温帯域に広く自生するようですが、私は、この名前の先入観からか、その香りに醸造酒の香りをダブらせてしまいます。
もちろん、スミレはスミレなので、スミレが多かれ少なかれもっている、甘い香りの範疇からは外れません、アクセントとしてほんのちょっと、混じるかなーと言った程度なのですが。
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