穏やかな香りのハナニラは、何気に大切にされる花
カメラ:Canon5D レンズ:Zuiko Macro 50mm F2
春になると、近所の庭や道路の斜面、ちょっとした空き地に、所構わずハナニラが咲き乱れます。スプリング スター フラワー等、色々な名前で呼ばれながら園芸店で売られる小球根ですが、完全に雑草化しています。
しかし、なにせ、この雑草は春先に可愛らしい花を咲かせ、天気の良い日には、優しく穏やかな香りまで振りまいてくれるので、たとえ邪魔なところに顔を出したにしても、花が終わるまでは、大丈夫、安泰ですね。
花が終わっても、無残にむしられることは無く、そっと球根ごと地面から抜かれ、邪魔でない場所に埋められ、水をもらったりします。
居場所を認められたり、移動させられたりしたハナニラは、初夏になり葉が枯れ、他の植物の勢いが増すと完全に存在を忘れられます。
そして、翌年の春には、今年以上の存在感で、ちょっとした空き地に春を告げることになるのです。前の年、そこに移動させたことも忘れられ、「お、こんなところにハナニラが咲いている」なんて、身勝手な感動をされたりするのです。
写真のハナニラは、上手い具合に花壇とコンクリートの裂け目に花を咲かせた.....訳では無いですね。多分。いつか、誰かが持って来ていたのでしょう。
| 固定リンク
コメント
甘いビスケットのような香りと思うのですが、、、
投稿: こう | 2006年10月 5日 (木) 01時21分