« ダマスクを超えるラベンダーラッシー | トップページ | Kinoptik 100/2 VS Apo Macro Elmarit 100/2.8 »

2006年4月 8日 (土)

匂い土佐水木は、土佐水木?それともシナミズキ?

Img_5951_w カメラ:Canon5D レンズ:Apo Macro Elmarit 100mm F2.8

春先になると、それまで印象の薄かった木が突然脚光を浴びたりします。土佐水木もそのような木で、早春に、ベル型の黄色い花を房状に枝にぶら下げて咲かせます。その格好が特徴的で人目につきます。

次に出てくる丸い葉も可愛らしいので、土佐水木にとっては、この世の春なのでしょう。

土佐水木の種類には花に香りのあるものあり、たまたま園芸店でこの苗を見つけ、あの土佐水木がどんな香りの花を咲かせるのだろうと「匂い土佐水木」の苗を買い求めました。名札には「じんちょうげに似た香りがあります」と書かれておりました。

「匂い土佐水木」は一見して、花が多く、花穂が長く、花色も濃く、蛍光色のように派手な色なので、土佐水木とはすぐに区別がつきます。

香りに関しては、沈丁花とは似ても似つかない香りで、強いて近い香りをあげればドンベヤの香りです。バニラのフレーバーを入れてココナッツオイルを使ったクッキーを、しばらく放置したらこんな匂いがするかもしれません。どちらかというと、無機質な甘さを持った香りです。

この木は、「匂い土佐水木」とありますが、土佐水木の突然変異でも、選抜種でも無く、昔はシナミズキと言った、中国西南部原産の土佐水木に近い種類の木です。

シナミズキという古来の名前を使わずに、「匂い土佐水木」という新しいブランド名を使って市場の拡大を図ったとしたら、「香りの良い」特性を持った土佐水木、というイメージを植えつけ、それなりに成功していると思います。

シナミズキという名前は忘れ去られて行くのでしょうか。Corylopsis sinensisという学名を持つ木にはシナミズキという名前がふさわしいように思います。そして、本来の土佐水木が香りの無い在来種という扱いになる事が無いように、と心配するのは杞憂でしょうか。

|

« ダマスクを超えるラベンダーラッシー | トップページ | Kinoptik 100/2 VS Apo Macro Elmarit 100/2.8 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ダマスクを超えるラベンダーラッシー | トップページ | Kinoptik 100/2 VS Apo Macro Elmarit 100/2.8 »