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2006年4月29日 (土)

こっそりとエビネの香りを語る

Img_6315_w カメラ:Canon5D レンズ:Macro Planar 100mmF2.8 AEJ

エビネとは、日本に自生する蘭の一種で、各所に微妙な変化があり、その為なのか、奥が深すぎとても怖くて覗けない、趣味の園芸の世界があります。

このような世界がある場合、どのような現象が俗世に現れるかと言うと、素人には理解できない法外に高い品種があること、なにやらありがたい銘があることでしょうか。

ただ、このような恐ろしくマニアックな世界があるおかげで、交配が盛んに行われ、銘を受けることが出来なかった、「あと一歩」の交配蘭が手ごろな価格で、「世界に一つの花」として市場に出ます。

写真のエビネもそのようなものの一つで、コウズエビネかニオイエビネか、またはその両方が交配されていると見えて素晴らしい香りを持っています。

なにぶん、奥が深いことでもありますので、原種のことは差し控えて、このエビネの香りに限定して語ると、とても美味しそうな香りを持っています。スイカズラの花の下で、ラムネのビンを開けた瞬間はこんな感じの香りがするかも知れません。

一口に良い香りと言っても、爽快な感じ、精神を高揚させる感じの香り等々、さまざまですが、美味しそうと感じる香りには、本能的にほっとして、リラックス出来ますね。

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2006年4月27日 (木)

ヒゴスミレの香りで酔っ払う

Img_6094_w カメラ:Canon5D レンズ:Apo Macro Elmarit 100mmF2.8

ヒゴスミレは、とても丈夫なスミレで、こぼれ種で増えるので、一株庭に植えると、翌年にはあらぬところに顔を出します。例えば、大切にしているバラの鉢の中にとか。

葉が独特の形をしている為、一目でそれとわかり、雑草を抜く手をとめて躊躇します。「この状態は続けては居れない、いつか思い切らねばならない、でも可愛いしなー」と。

結局、「バラが咲くまで寂しいし、いいか」とか言って放任することになるのですが、不思議なことに、バラの鉢は居心地が良いのか、結構丈夫に育ってしまいます。やっぱり、早めに移植してあげるべきでしょう。

ところで、この白く可愛らしい花を付けるスミレは、とても良い香りを持っています。その質はスイートバイオレットや、パルマスミレの化粧品系の香りではなく、何か食べ物系を連想させるものです。

肥後を冠する名前を持つものの、アジアの温帯域に広く自生するようですが、私は、この名前の先入観からか、その香りに醸造酒の香りをダブらせてしまいます。

もちろん、スミレはスミレなので、スミレが多かれ少なかれもっている、甘い香りの範疇からは外れません、アクセントとしてほんのちょっと、混じるかなーと言った程度なのですが。

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2006年4月24日 (月)

ニワトコでシャンパンはちょっと無理かも

Img_4876_w カメラ:Canon 20D レンズ:EF10-22

菜の花や、桜を目当てに浜離宮を訪れると、道の途中に一本のニワトコが目に付きます。浜離宮にわざわざ植栽したのでしょうか、また、鳥が種を落として、そこで育ったのでしょうか。どちらにしても、切られることも無く、下刈りをしてもらい、そこそこ幸せに暮らしているようです。

しかし、人は、菜の花や、桜の花を愛でてもニワトコの花にはあまり興味が無いようで、たいていの人は素通りして行きます。かわりにいろいろな羽虫が集っています。

この花は、春に他の花に先駆けて花を咲かせて虫を集め、瞬く間に実をつけ、鳥を誘います。早め早めに勝負をかける花なのです。

Img_6342_w この花の仲間のエルダーフラワー(西洋ニワトコ)はマスカットのような香りを持ち、花の香りを濃い砂糖水に移したコーディアル(この言葉、どこかの証券会社が「誠実」「忠実」なんて意味で使っていますね)で、フラワーシャンペン(要はサイダーだ)を作ったりします。

きっと似たような香りがすると期待してニワトコの花の香りを試してみたら、確かにマスカットのような香りが極薄であります。ただ、期待するほどではありません。しつこく匂いをかぐと、葉が持つ異臭のほうが鼻についてくるのでほどほどに。

エルダーのコーディアルは日本でも手に入るので、簡単にエルダーフラワーシャンペンが日本でも楽しめます。しかし、ニワトコの花の香りがもう少し良かったら、梅酒の文化を持つ日本のこと、どんな飲み物が生まれていたのでしょうか。

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2006年4月22日 (土)

Leitz canada 90mm F1.0 for X-RAY lens

Leitz90mmf10_w カメラ:Contax AX, レンズ:Leitz 90mm F1.0 , フイルム:TREBI

前にKinoptikのX線CRT撮影用のレンズを紹介しましたが、今回はLeitzの90mmF1.0を紹介します。

このレンズは、ものの本によると、同じ構成を持ったレンズが湾岸警備、偵察用に作られていて、軍用ライカのうちの一つとなっており、何でも焦点距離は、無限と何メートルかの2段階固定であったとか。レンズ構成図も載っていたようでしたが、記憶は曖昧で、申し訳ありません。

そうでない、普通のX-RAY用のレンズはE-bay等でたびたびお目にかかります。バックフォーカスが短くて通常の写真は撮れませんが、天体望遠鏡の接眼レンズに加工出来るとか誰かが言っていたような...。これも記憶は曖昧ですね。

曖昧な記憶は別にして、確実なことは、私がM42マウントに加工して、このレンズで写真を撮っていること。この最もうそ臭い話は事実です。

Img_6073_w このレンズは後方に微妙なバックフォーカスを調整する為にフィルターを取り付けれるようになっていますが、このフィルターカバーにM39-M42リングを固着してM42のマウントを作っています。無限はもちろん、50cm以内程度にしかピントは来ません。しかし、Contax AXにアダプターを介して装着すると、なかなか面白い写真が撮れたのでした。(写真はCanon20Dに付けてみた様子です)

追加

http://hanano-kaori.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/leitz_canada_90.html

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2006年4月21日 (金)

穏やかな香りのハナニラは、何気に大切にされる花

Img_6178_w2 カメラ:Canon5D レンズ:Zuiko Macro 50mm F2

春になると、近所の庭や道路の斜面、ちょっとした空き地に、所構わずハナニラが咲き乱れます。スプリング スター フラワー等、色々な名前で呼ばれながら園芸店で売られる小球根ですが、完全に雑草化しています。

しかし、なにせ、この雑草は春先に可愛らしい花を咲かせ、天気の良い日には、優しく穏やかな香りまで振りまいてくれるので、たとえ邪魔なところに顔を出したにしても、花が終わるまでは、大丈夫、安泰ですね。

花が終わっても、無残にむしられることは無く、そっと球根ごと地面から抜かれ、邪魔でない場所に埋められ、水をもらったりします。

居場所を認められたり、移動させられたりしたハナニラは、初夏になり葉が枯れ、他の植物の勢いが増すと完全に存在を忘れられます。

そして、翌年の春には、今年以上の存在感で、ちょっとした空き地に春を告げることになるのです。前の年、そこに移動させたことも忘れられ、「お、こんなところにハナニラが咲いている」なんて、身勝手な感動をされたりするのです。

写真のハナニラは、上手い具合に花壇とコンクリートの裂け目に花を咲かせた.....訳では無いですね。多分。いつか、誰かが持って来ていたのでしょう。

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2006年4月19日 (水)

香りの無いことを売る椿の良い香り

Tsubaki2_w カメラ:Hasselblad 2000FCW レンズ:Variogon 140-280mm フィルム:E100VS

椿は香りが無いことを「売り」にしている花です。たとえ椿にはそのつもりではなかったにしても。「ひかえめな美点」と言う花言葉も、小説「椿姫」も椿に香りが無いことを、モチーフにしています。

Img_6120_w カメラ:Canon5D, レンズ:Apo Macro Elmarit100mm

椿は、小鳥を受粉の協力者として頼って花を咲かせるので、花のつくりも小鳥用に厚い花弁と、長いおしべを持った形をしています。鳥が見つけやすいように、赤い花を横向きにさかせますが、嗅覚が弱い鳥のために、香りは要らなかったので、香りは無いと説明されています。

では、実際に椿に香りはないかというと、あります。香りが強い椿を交配した園芸種はもちろん、どこにでもある薮椿にしても、うっすらと香りはあります。

子供の頃、小学校からの道草によく、椿の花を拾っては川に流して、友達とレースをして遊びました。拾った花で足りなくなると、咲いている花までむしったものでした、その時の香りを記憶しています。

椿の花が水に流れるという状況は、黒澤明監督の映画椿三十朗で、塀の下を流れる小川に赤か白の椿を流して、討ち入りの合図にする、というシーンが印象に残りますが大人でも、椿の花を川に流してみたいと思うのですね。

記憶しているといっても、記憶にある香りはとても曖昧でした、少年の日の記憶という甘い条件で美化もされています。けれども、先日ふと、薮椿の香りをかいで見たら、一瞬で眼前に懐かしい情景がよみがえりました。本能に近い嗅覚のなせる業です。この香りで間違いありません。

強くはありませんが、上品で、やさしく、バランスの良い香り。何か、「食べれるかも」と思わせ、安心感をいだかせる香りです。

ひょっとして椿姫のマルグリッドが赤い椿を持つ日は、その椿が持つ淡く上品な香りを楽しむ為だったのかも知れません。

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2006年4月18日 (火)

香りの良い桜と言ったら駿河台匂い桜

Surugadai_w <駿河台匂い桜>、カメラ:canon 20D、 レンズ:EF10-22mm

香りの良い桜の花のベストワンは、何でしょうか。名前で言うと、千里香、万里香などはいかにも強い香りを持っていそうです。それにもまして、学名の亜種名の一部に”Odora”が入っている、駿河台匂い桜がやはりナンバーワンでしょうか。

Img_5917_w <万里香>、カメラ:canon 5D、 レンズ:Apo Macro Elmarit 100mm f2.8
実際、千里香よりも万里香のほうが香りが強く、これは、一重と八重の差なのだろうかと思っていると、これらの桜が散った後、一重ながら圧倒的な香りを持って駿河台匂い桜が咲くと、恐れ入りました、と言う気になります。

このような強い香りの桜の花の香りはどのようなものかと言うと、やはり「桜らしい」香りなのです。
あまり香りの無いソメイヨシノの花見に慣れながら、香りの強い桜の花の香りを、すぐ「桜らしい」花の匂いと感じるのは、桜餅を食べる習慣があるせいでしょうか。

桜餅の香りは葉を塩漬けにして、香りを抽出したものですが、桜の花の香りの印象をよくあらわしています。
実際の花の香りは、穏やかな甘さと、清涼感のある、キリッとした新鮮な香りが混じりるものですが、この桜餅の香りも含まれています。

一重の桜でありながら、八重桜とほとんど同じ時期に咲くので、この桜が咲いていると結構目立ちます。それにもまして明らかにそれと解る良い香りを漂わせているので、一度解ってしまえば、その後はすぐに見分けができる桜です。

Surugadai3_w 写真は、浜離宮の駿河台匂い桜です。浜離宮には2本の駿河台匂い桜が植栽されており、いずれも、枝が長く、目鼻の位置に垂れて花が咲くので、香りの確認にはもってこいです。ただいま、満開、開花中。

カメラ:Canon20D レンズ:EF10-22mm

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2006年4月16日 (日)

Variogon 140-280mm F5.6 for Hasselblad F lens

Variogon3_w カメラ:Hasselblad 2000FCW レンズ:Variogon 140-280mm F5.6 (280mmで使用) フィルム:E100VS

最近はバリオゴン(Variogon)という名前のレンズは、デジカメのレンズの名前として、検索されますが、元々シュナイダー(Schneider)製のズームレンズの名前です。

シュナイダーはハッセルブラッドにもズームレンズを提供しており、500系で使える唯一のズームレンズとして、羨望を集め高価な価格でラインアップされていました。

私自身は、このレンズがカタログに載っている頃のことは知りませんが、中古カメラ屋で見かける時には微妙な存在感を感じます。もともと高価で希少なレンズなのですが、大きく、かさばり、使いづらく一般には不人気、要らないけど気になるのですね。

私が所有することになったバリオゴンはレンズシャッターの無いF用レンズですから、要らない以前に「使えない」ユーザーがほとんどです。当然、格安な値段をつけられて中古カメラ屋のガラスケースの中に鎮座しておりました。

あれこれ悩みました。

1.どうせこのレンズを買うなら、少々高くともCFレンズにすべきだ。500系で使えないのは致命的.....止めなさい

2.500系で使えないからこの値段で出ている、お前は200系を持っているのだから、ラッキーだと思えば良いのだ....買いなさい

3.このレンズを見るまで、欲しいなんて思ってなかったでしょう。必要ないのだよ......止めなさい

4.今このチャンスを逃したら、お前はもうこのレンズを経験することなど無いでしょ、お金はあとで節約すれば元に戻るけどチャンスはもう来ないかも知れない.....買いなさい

結局、ここに作例を載せているのですから、買ったのです。決め手は4.でした。

ただ、やはりF用のバリオゴンは使い辛かったです。個人的な印象は、1.他のHasselbladのレンズに比べて、発色が寒色。2.解像力は良いけど、短焦点とズームの差は埋まらない。3.やはり三脚座がないと辛い。4.やはりレンズシャッターの方が良い。5.絞り羽根は6枚なのだけど、どうせシャッターを組み込まないなら7枚にして欲しかった。6.マクロモードは要らないから、最短距離をあと50cm短くして2mにして欲しかった。といったところです。

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2006年4月15日 (土)

ちょっと怪しいシモクレン、かなり厳しいトウモクレン、はなから無謀なサラサモクレン

世の中に白いモクレンと紫のモクレンがある限る、当然混血は生まれるものと思います。
白いモクレンも紫のモクレンも花が咲くモクレンは良いモクレンなので、血が入っているとかいないとかはたいした問題ではないはずです。
しかし、そういう名前がある以上、名前の主が何なのか気になりますね。なお、写真がその品種の花だと言う訳ではありません、あくまでも私感です。

Mokuren1_w まず、シモクレン(紫モクレン)について。ただモクレンと言った場合、このモクレンを指すということですから、モクレンの元祖、ご本家ですね。
ただ、シモクレンは花の表も裏も完全に紫であるという人と、裏の方が色が薄くても良いという人がいて、実際はどうでしょう。
私的には白モクレンに対して、紫の花をつけるモクレンとして、完全紫の品種を紫モクレンであるという説に一票投じます。

カメラ:Hasselblad2000FCW レンズ:Variogon140-280mm フィルム:RAPF

Mokuren3_w 次にトウモクレン(唐モクレン)ですが、これは、シモクレンの変種で、花びらが細く、花びらの内側が白っぽいものがそうであるそうです。ここで、疑問なのはシモクレンの枝変わり、突然変異なのか、何か他の種類との自然交配の結果なのかということですが、定かなことは解りません。

カメラ:Pentax67 レンズ:SMC pentax300mmF 4ED フィルム:E100VS

Mokuren2_w 最後のサラサモクレン(更紗モクレン)ですが、これは白モクレンと唐モクレンをを親にしてフランスで生まれた園芸種であり、花びらの表が紫、裏側が白とのことです。
が、街をあるくと、紫の色が濃いもの薄いもの等、表が紫、裏側が白に様々な変化があるのが解ります。もともと人工交配した園芸種なのですから、改良がすすんだり、枝変わりが出たりと、次々に新しい品種が出てきます。そうすると、更紗モクレンなどという一般名的な名前の木がいったいどれなのかもう区別は困難でしょう。

カメラ:Hasselblad2000FCW レンズ:Variogon140-280mm フィルム:RAPF

花の香りで言えば、紫モクレンは、あまり強くはないものの、辛口のすっきり爽やかな香りを発します。花に白さが混じってくると白モクレンにあるような、甘さが混じってきて、香りも強くなるような気がします。

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2006年4月13日 (木)

通学路にはユキヤナギの香り

Yukiyanagi1_w ユキヤナギの香りは、ほのかでも強い。そう思います。

雪柳がもっとも似合う景観と言えば、生垣で、うららかな陽気の日には、白い小花が満開の生垣のそばを通ると、晴れ晴れとした春らしい香りを実感します。

その香りは、不用意に神経を刺激したりしない素朴なもので、甘い粉っぽさと、穏やかな青っぽさがあり、郷愁を誘います。郷愁を感じるのは、その香りが子供の頃の日向くさい自分自身のにおいとどこか似ているところがあるからかもしれません。

私が育った北国でも、この花木は同じように生垣に使われて、小学校への通学路でよく見かけました。その時に思っていた印象は、淡い緑の葉をバックに、白い小さな花が可愛いらしく浮かび上がる花木でした。北国では、開花より先に新葉が伸びる為でしょうか。こちらで見るような、びっしりと白い花で覆われた枝という記憶はありません。

人間、誰しも子供の頃見た光景が美化されるもので、私も、この雪柳は淡い緑を背景に白い小花を見るほうが、白一色より綺麗だ、と感じているのです。

カメラ:Pentax645 レンズ:SMC Pentax Macro 12mmF4 フィルム:RDP3

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2006年4月11日 (火)

絶滅危惧種のシデコブシと公園のシデコブシ(ヒメコブシ)

Shide_kobushi3_w_1 シデコブシ、別名ヒメコブシ(Magnolia stellata)は日本の東海地方にわずかに自生する絶滅危惧種のマグノリアです。また、最近、いろいろなところで植栽がすすんでいる木でもあります。一見何か不思議な気もしますが、絶滅危惧種は、日本を2万5千分の一の地図を基にした、約4500近くの網目(メッシュ)に分け、そこでの自生状況を観測するものですから、いかに庭木として目に付いても、自生地で絶滅しそうだと、絶滅危惧種になるのです。

だから、絶滅危惧種=貴重品=高く売れるかも、などという発想はありません、自生地にあってこそ価値ある木を大切に。

ということで、最近公園等の公共の場所でもよく見られるシデコブシなのですが、コブシに比べて背丈が小さく、花びらが多く、花自体も見栄えがするので、植栽が増えているのでしょうか、事情はよくわかりませんが、私の目鼻の位置で開花する木が各所にみることが出来て幸せです。

この花は、白か、薄いピンクの細めの花びらをたくさんつけるので、開花期には見た目がぱっと華やかで、輝かしい感じになります。ただ、香りは強くなく、香りの質もやさしく、やわらかい感じなので、花に近づかなければ解りにくいと思います。

この愛らしい花木が、まだ自生できるところがあることは素晴らしいことなので、できる限りの保全を望んでやみません。

カメラ:Pentax645 レンズ:SMC Pentax A35mmF3.5 フィルム:RDP3

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2006年4月 9日 (日)

Kinoptik 100/2 VS Apo Macro Elmarit 100/2.8

I happened to see the chat discussing about Kinoptik 100mm and Leica Apo macro Elmarit 100mm at Photo net. I was also interested to compare those two lenses.

I did compare by Canon digital camera. Both of these lenses have  pretty nice performance. You might have thought Kinoptik lens is less contrast than Leica lens, but my Kinoptik is pretty old, originally made for movie camera, now adapted to Rolleiflex SL 66 mount and has bunch of cleaning mark on the surface of lens. Kinoptik has old single coating. Taking this condition into the account, I think both of these lenses have almost the same performance.

The plant in the photo is White skunk cabbage but do not worry, Japanese White skunk cabbage have good fragrance.

たまたま、フォトネットで、Kinoptik100mmとAMEの比較を話題にしているのを見つけて、面白そうなので、実際にやってみました。フォトネットにはまだ比較写真が無いので、いつの日かこの写真を提供するつもりで、一部英語でコメントを書いて見ました。ちなみに、この日本語文とは全然対応してません。

Kinoptik100f28_w Camera Canon5D, Lens: Kinoptik 100/2  F2.8  1/60sec

Ame_f28_w Camera Canon5D, Lens : Apo Macro Elmarit 100/2.8 F2.8 1/60sec

Kinoptik100f8_w Camera canon5D, Lens Kinoptik 100/2 F8 1/8sec

Ame_f8_w Camera Canon 5d, Lens Apo Macro Elmarit 100/2.8 F8 1/8sec

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2006年4月 8日 (土)

匂い土佐水木は、土佐水木?それともシナミズキ?

Img_5951_w カメラ:Canon5D レンズ:Apo Macro Elmarit 100mm F2.8

春先になると、それまで印象の薄かった木が突然脚光を浴びたりします。土佐水木もそのような木で、早春に、ベル型の黄色い花を房状に枝にぶら下げて咲かせます。その格好が特徴的で人目につきます。

次に出てくる丸い葉も可愛らしいので、土佐水木にとっては、この世の春なのでしょう。

土佐水木の種類には花に香りのあるものあり、たまたま園芸店でこの苗を見つけ、あの土佐水木がどんな香りの花を咲かせるのだろうと「匂い土佐水木」の苗を買い求めました。名札には「じんちょうげに似た香りがあります」と書かれておりました。

「匂い土佐水木」は一見して、花が多く、花穂が長く、花色も濃く、蛍光色のように派手な色なので、土佐水木とはすぐに区別がつきます。

香りに関しては、沈丁花とは似ても似つかない香りで、強いて近い香りをあげればドンベヤの香りです。バニラのフレーバーを入れてココナッツオイルを使ったクッキーを、しばらく放置したらこんな匂いがするかもしれません。どちらかというと、無機質な甘さを持った香りです。

この木は、「匂い土佐水木」とありますが、土佐水木の突然変異でも、選抜種でも無く、昔はシナミズキと言った、中国西南部原産の土佐水木に近い種類の木です。

シナミズキという古来の名前を使わずに、「匂い土佐水木」という新しいブランド名を使って市場の拡大を図ったとしたら、「香りの良い」特性を持った土佐水木、というイメージを植えつけ、それなりに成功していると思います。

シナミズキという名前は忘れ去られて行くのでしょうか。Corylopsis sinensisという学名を持つ木にはシナミズキという名前がふさわしいように思います。そして、本来の土佐水木が香りの無い在来種という扱いになる事が無いように、と心配するのは杞憂でしょうか。

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2006年4月 6日 (木)

ダマスクを超えるラベンダーラッシー

Lavenderlassie_w 鈴木省三さんが、バラの図鑑で、ラベンダーラッシー(Lavender Lassie)を、「ダマスクをもっと上品にした素晴らしい香りを持つバラ」といった感じで紹介した文章をみて以来、私は、どんな香りのバラなのだろうと、憧れておりました。

その後、苗を見つけて栽培するチャンスにめぐまれました。それで、実際どんな香りだったかと言うと、「ダマスクをもっと上品にした素晴らしい香り」だったのですね。

全然進歩が無いと言われそうですが、ばらの育成に生涯をかけたミスターローズの言葉以上にバラの香りを説明することは、誰でも難しいでしょう。

強いて私が感じた事を列挙すると、甘すぎず、発散するものの軽い感じではない、マスカットの香りから酸味を除いたような印象もある、総じて爽やかな感じがする香りといったところでしょうか。

この木はハイブリッドムスクのシュラブということですが、日本だとつるバラぐらいに考えても良いくらい伸びます。ハイブリッドムスクらしく、咲き始めは遅く、晩春から初夏にかけてです、その為か花持ちは決してよくないのですが、房咲きになって数が来るで、それなりに長く開花が楽しめます。

ただ四季咲き性については、どうでしょう、思い出したようにポツンポツンと咲くといった程度です。夏になると、エネルギーを枝葉を伸ばす方に使いたがるバラなのですね。

カメラ:Hasselblad 201F レンズ:Planar 100mmF3.5 T* フィルム:RAPF

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2006年4月 4日 (火)

コブシの当たりは西暦奇数年?

Kobushi_w 北国で育った人にとって、コブシは特別な花です。それは早春に真っ先に花が咲くからであって、寒い冬からの開放を告げる花だからです。暖かい地方であれば、それは梅なのでしょうが、北国では梅は桜と一緒にコブシの後に開花します。

関東ではコブシは桜よりほんの少し開花が早いだけで、ほぼ同時期に咲きますが、北国ではコブシが咲いてすこし経ってから桜が咲くというイメージです。そんなことからもコブシは北国の人にとって、開花を楽しみにされている花なのです。

ただ、この花には隔年開花の性質があって当たり年とハズレ年があります。2006年私の周りの木はハズレ年でした。昔の人はこの花付で豊作と凶作を占ったそうですが、それで行くと今年は、このあたりは凶作ということになります。

この花の花芽分化は前年の初夏に起こるのですが、その時期その年に咲いた花が結実すると、木のエネルギーが種の充実のほうに向けられる為、翌年の花が少なくなることが当たり外れの原因になっていると思われます。
私の周りのコブシの木にも、この木の名前の由来となった拳状のごつごつとした実がみられました。このことから、花後に剪定してやると、毎年開花するように思いますが、どうでしょう。

個々の木がばらばらに隔年開花をすれば、全体としてそれなりに花を楽しめるとはずなのですが、なんとなくみんな一斉に同じ年に当たり、ハズレをやってしまっているような気がします。付き合いが良すぎます。
例えば、一山全部今年はハズレとか。ひょっとすると、この単位はもっと広く、日本中で今年は当たりとかハズレとかあるのでしょうか。ちなみにWEBで検索すると、2005年は全国的に、当たりだったみたいです。

ところで、このコブシの香りですが、前に書いたハクモクレンにくらべて、凛とした清涼感が強いように感じます。寒さが残る早春、温度差が無く無風の早朝に、上空から静かに降りてくると言う感じに相応しい香りです。

カメラ:Yashica FX2000 レンズ:Tessar 45mm F2.8 フィルム:RDP3

一時期、FX3にTessar45mmをつけて、ポケットに入れて持ち歩いていました。その頃のスナップ。このコブシを見るたびに、移植しにくいコブシをこんなに大きな木で、よく植栽したなあと思うのです。季節が都会ではわかりにくいから、根性入れて植栽したのでしょうか。

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2006年4月 2日 (日)

Kinoptik Paris Apochromat 55mm F0.75 for CRT lens

Img_5959_w 今では、オシロスコープなどの画面を写真で記録する等ということはありませんが、昔はそのためにひたすら明るいレンズが製作されておりました。

CRTの画面を撮影する為だけの用途なのでバックフォーカスも短く、イメージサークルも小さいわりに、大口径で、重いレンズたちでした。

これはこれで、工業用のレンズの一つの形式であった為、各種のメーカーが同じようなレンズを作成しております。

一つの相場として、これらのレンズのうち焦点距離が65mm以下だと、F値は1を切ります。光の明るさを超える訳です。思わずぞくぞくしてきますね。

そんな中で、KinoptikはApochromatで作成しております。特殊な用途だから、コストの面では言い訳があるにしても、贅沢なレンズです。

さらに、面白いことには、他のメーカーの同種のスペックのレンズより小型なので、カメラに装着する為のマウントの工夫も容易です。私は、M42マウントのリングを埋め込んで、通常は、アダプターを介してContax AXで使用しております。

Ningyo1_w カメラ:Contax AX フィルム:RVP100F

イメージサークルは無限では135サイズをカバーしません。接写でもピントが来るのは中心部だけです。

Kinoptikap50075_w カメラ:Canon20D

Apochromat補正のおかげで、白の描写とボケがとてもきれいです。

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2006年4月 1日 (土)

石垣になら、楽勝で菜の花は咲く

Nanohana1_w 前に、城壁に咲いてしまうほど生命力の強いウォールフラワーを紹介しました。日本の城の壁に咲く花は知りませんが、石垣になら、菜の花は楽勝で咲いてしまいます。

この写真は、菜の花の名所でもなんでもない、横浜のごくありふれた石垣に咲いている菜の花の写真です。葉が茎を巻いていることと、葉の色の緑が濃いことから、この「菜の花」は在来種ナタネでしょうか。

川原などの群落でなく、また、商業作物用の農地ではない街中に在来種のナタネが残っているとしたら、いや、だからこそ、石垣の間にまで生えながら生き残っていたとしたら、話として面白いネタであります。ただ、残念なことにこの写真では、特定できませんし、そもそもナタネは雑種をつくり易い種なので、もともとが難しいことなのです。

この写真の横浜でなく、青森県の横浜町は菜の花のまちとして知られ、採油用のナタネが町中で栽培されているそうです。もちろん良質の油を採るために、選ばれた品種を作付けし、その種は他の種類が交配しないように細心の注意を払われて作られたものです。

実は、それは、是非とも私が見てみたい菜の花光景のうちの一つなのですが、今年こそ見ることができるのでしょうか。

カメラ:Zenza Bronica EC-TL レンズ:Nikkor HC75mm F2.8 フイルム:RDP3

昔のZenza Bronicaはとても好きなカメラで、今でも使用頻度が高いカメラです。標準レンズのNikkorのうち、今回使ったのはHC。お気に入りレンズです。

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