« Distagon 60mm F3.5 For Hasselblad 500系 6X8フォーマット作例 | トップページ | Planar100mmF3.5とPlanar100mmF2.8 »

2006年3月 3日 (金)

ネージュパルファム最後の秋

Parufumu_w ネージュパルファム Neige Parfum (香りの雪)

今年は、花をあきらめてもいい、何とか新しいシュートが出てくれないものか。と思うものの、蕾がつけば花を見てしまいました。鉢だからダメならば地植えではどうかと、猫の額の地面を掻き分けて、大地を与えてみました。でもその場所が合わなかったようで、かえって衰弱してしまいました。

若い時に無理させすぎたからなあー、今年で最後かも、とすっかり年老いてしまった主幹をみて後悔の念にとらわれます。

株の主はネージュパルファム、香りの白花の大銘花です。ただこのバラの欠点は成長が遅く、新しい主幹となるシュートが出にくいことにあります。開花のサイクルが短く、絶えず花をさかせるため、エネルギーを消耗しているように思います。
この花はクリーム色の形良い蕾からルーズな感じに開花して、なんともいえないすばらしい香りを振り撒きます。香りのバランスも絶妙で、大半をしめるダマスクの香りに、ピーチを思わせるフルーツの香りが混じります。花はしだいに純白にかわり、みごとに散ってゆきます。

私は、どちらかと言うと春のバラより秋のバラのほうが好きなのですが、このバラに関しては春の蕾は全部とってしまって、シュートと秋の花にかけても良いのではないかとさえ思います。
ただそこまでしても、バラに病害虫はつきものですから、夏には丸坊主になることだってあります。だから蕾ができればいつでも開花を待ってしまいうのです。

そして、思ったとおり、秋に最後の開花をした後、帰らぬバラとなってしまいました。

カメラ:Rolleiflex SL66SE,レンズ:Kinoptik Paris100mm (改造マウント)、フィルム:RVP

今年、新苗が出回らないかなあ。写真は春の花です。

|

« Distagon 60mm F3.5 For Hasselblad 500系 6X8フォーマット作例 | トップページ | Planar100mmF3.5とPlanar100mmF2.8 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« Distagon 60mm F3.5 For Hasselblad 500系 6X8フォーマット作例 | トップページ | Planar100mmF3.5とPlanar100mmF2.8 »