ミニでもカトレア
最近は少し庶民的になりましたが、カトレアは蘭のなかでも女王様のような雰囲気があって、下々の者は手を出したらいかん、みたいな敷居の高さがありました。
実際、今でもかける手間と花期の短さで言えばかなり趣味性の高い蘭のうちの一つではないでしょうか。
その点同じようなカトレアでもミニカトレアは、生命力が強く、ほとんど雑草のようにほっておいても、簡単に枯れたりしませんし、思い出したように花も咲きます。不精物むけです。
カトレアはいろいろな色があるのですが、カトレアというものは紫か薄紫であるという潜入感があって、市場で贈り物に選ばれるカトレアは紫か薄紫が多いとのことです。
そんなことから、このミニパープルという品種はカトレアの入門に最適と思い、最初に育てたのですが、気がついたらこれだけになっていました。無精者にもやさしく、紫の美しい花と、いかにもカトレアらしい、少し色っぽく悩ましげな香りを冬を中心に年に2回くらい、ぽろぽろと見せてくれます。
カメラ:Pentax645 レンズ:Macro Killar 90mm F2.8 フイルム:RAPF
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