セリーヌ・フォルスティエの葉は美しい森のよう
セリーヌ・フォルスティエ Celine Forestier(セリーヌの森.....ならすごいけど)
バラの葉で魅力的なものと言えば、青りんごの香りを若葉から漂わせるスイートブライアーが一番でしょう、ただ香りという武器をもたない一般のバラの中では、セリーヌ フォレスティエの、その光沢のないライトグリーン葉は最も魅力的なものの一つです。
この健康的な美しい葉を持つバラはどんな花を咲かせるのだろうと、期待する通りの、なんとも美しい花を咲かせます。花は季節によって、また咲き始めと終わりで、印象が異なります。おおむね、淡いピンクの縁取りをもった黄色の花弁が、高芯の形から咲き始め、中心にボタンのような芯を残しながら、くしゃくしゃに咲き広がりやがて、退色して淡い黄色の花色となりパラパラと散って行くといったところでしょうか。
私は、暖かい地方であれば、半つるのバラとして、育てることが出来る。と、なにかの本でそんな話を読んだので、最初の2年間鉢植えしたものを、地植えにしてつるバラとして育ててみました。
で、セリーヌは期待に答えてくれたかというと、思ったほどではありませんでした。これは、私が放任しすぎたせいなのですが、枝がつぎつぎと分岐して細くなり、綺麗な葉は茂るものの、花はなかなか咲かなくなりました。
そんなことから、大きな鉢で栽培して、剪定しながら育てたほうが良い結果になるかもしれません。そうすれば、好みの場所におけるので、このバラの素晴らしい香りが楽しみやすいというものです。
香りはティーローズの香りを中心としたものですが、軽く、乾いて、酸味の少ない黄桃に胡椒をかけたような香りがすこし加わるかな、といった香りです。
この花を育てる人は、好みの花の形の時期と、香りの時期の組み合わせをもっているのではないでしょうか、ちなみに私は、淡い黄色の花が咲く初夏のバラが好きです。
カメラ:Hasselblad201F レンズ:Distagon 50mmF2.8 フィルム:RAPF
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