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2006年2月20日 (月)

ウォールフラワーは壁際にでなく壁に咲く

Wallflower_w2 ウォールフラワー (においあらせいとう)、最近はエリシマムという名前で出回ります

壁の花(ウォールフラワー)というと、例えばダンスパーティーで、中央に踊りに繰り出せなくて、壁際で皆がダンスを楽しんでいる姿を見つめる、引っ込み思案で、恥ずかしがりやの乙女、なんていう図式が思い浮かばれます。

また、そこには、実際に可憐な壁の花になっている場合と、雑草に近い場合の二種類があるような気がしてなりません。

ウォールフラワーという名前の花の場合はどうでしょう。この花の場合、壁際に咲くからではなく、城壁の割れ目やくぼみにさえ咲く、つまり壁そのものにも咲くということでついた名前です。
かなり生命力と繁殖力が強そうです。その意味で先の区分けで行けば、どこにでも現れる後者の性格をしているとも思われます。

この、ありがちなウォールフラワーという名前のせいか、Erysimumという学名を持ったものがそうだとか、Cheiranthus の学名がそうだとか、本家、宗家みたいな議論もあるようです。
個人的には、古くから親しまれるウォールフラワーはCheiranthusのままで良いのではないかと思うのですが、そのくせ紹介の写真はErysimumです。こちらの方が一般的に日本で出回るからです。

分類の問題とはお構いなしに、ヨーロッパのどこかの古城の城壁に毎年この愛らしい花が咲くとしたら、どちらであっても、それは無条件に美しい光景にでしょう。花言葉が「愛の絆」とか「逆境に打ち勝つ強さ」であることがら、興味のある物語も一つや二つありそうです。

私は、Cheiranthusと名前が入ったウォールフラワーを種から育てたことがありますが、日本でも十分花が咲きます。
ある程度育った固体が低温に会うことが花芽分化の条件ですので、夏の終わりに種をまいて、翌年の春に開花します。花の色はくすんだオレンジ色のものが一般的です。
香りは、菜の花のような野性味が無く、ストックのような渋さもない上品で、ほとんどの人が良い香りという印象をもつような、調和のとれた香りです。

カメラ:Pentax67 レンズ:Planar100mmF2.8 フィルム:RAPF
いかにもPlanarの開放といった感じの描写ですね。

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