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2006年2月26日 (日)

Distagon 50mm F2.8 For Hasselblad 作例

D50f28_w 私は昔のフォーカルプレンシャッターのゼンザブロニカSシリーズが好きでよく使うのですが、ブロニカの50mmはF2.8の開放値です。その意味でハッセルブラッドのFシリーズ
のDistagon50mmF2.8のレンズと同じなのですが、決定的に違うのは大きさで、DistagonはNikkorの2倍くらいありそうです。重量は1Kgを超えます。

しかし、私が最も多用するHasselblad用のレンズでもあります。何故かと言うと30cmくらいまで寄れるので接写がし易いことと、フローティングが内蔵されているせいか、接写した時の画質が良いこと、そして6X6フォーマットの50mmは面白い画角であるからです。正方形での広角レンズはパースのコントロールを強調することも、目立たなくすることも出来、使い道が多いと思います。

また、接写する場合でもFレンズの場合、2段半くらいまでは、絞りの形が円形に近いので、ボケもスムーズなことが大きなメリットになります。

かくして、重量にもかかわらず使用頻度が高くなって行くのですが、さすがに、電車や飛行機で移動する旅の時はかなり悩みます。けれど、結局「これ一本にしてしまえば良いじゃん」みたいなのりで、他のレンズを置いて、持っていってしまうことになるのです。

重ささえ気にしなければ、本当に良いレンズです。

カメラ:Hasselblad 201F レンズ:Distagon50mmF2.8 フィルム:RVP

手前のバラのマーブルの蕾を記録していたのですが、一番良い時から少し過ぎてしまっていました。写真も、近接のちょい絞りで撮って、もう少し背景が綺麗にボケると思ったのですが、中途半端です。逆に背景を出すつもりで、位置決めをして、絞った方が良かった、失敗例です。が、Distagonの近接での描写の作例としては、こんな感じです。

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