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2006年2月22日 (水)

フリージアの香りは好感度№1

Furijia_w いつだったか、万人に好かれる香りに関するアンケートで一位になったのは、三大花香といわれるバラでも、ジャスミンでもスズランでもなく、フリージアだったという記事を見たことがあります。

今Netで検索してみると、ある雑誌で、社会人男性に女性につけて欲しい香水としてアンケートを実施し、その香水のトップノート(最初の印象)で使われた香りのイメージがフリージアだったことが、元ネタらしい記事として出てきます。

いずれにせよ、このアンケートの結果とされる事は、男性として完全に同感です。私もアンケートに答えるとしたら、若い女性向けの香水として、フリージアの香りを好感度のトップにあげるでしょう。

それはフリージアの香りが持つ中性的な清涼感に好感をもつためです。トップノートから「オンナオンナ」「フェロモンたっぷり」みたいな香水をつけた女性がそばにいたら、思いっきり引くでしょう。私の場合ですが...。

しかし、フリージアのエッセンシャルオイルというのは、一般的にはありません、たとえ作っても私たちのイメージするみずみずしい清涼感のある香りと違ったものになると思います。フリージアの香りを持つ香水はフリージアの香りを参考に調合したものと思われます。フリージアの花の香りは、新鮮な現物の花ならではの物ですね。

ところで、フリージアの香りといっても、私が今思い描いているのは、黄色の名花ラインベルト・ゴールデン・イエローに代表される香りです。フリージアは原種の小型のものからより大きな花、花色、時には八重をめざして改良されてきた植物なので、香りも強いものから弱いものまでさまざまですし、香りの質も少しずつ異なります。

この中でラインベルト・ゴールデン・イエローは50年も前から普及し、一般的なフリージアのイメージとして固定された感じがあります。もっとも、フリージアは改良が盛んで、またもともと病気にも弱いので、この黄色の名花もやがて過去のものになるかも知れません。

また、フリージアのもう一方の香りの種類は、白花のアテネに代表されるような、少し野性味を持った香りです。同じ中性的な清涼感のある香りをベースにしながら、黄色の花はつるつるした潤いがあり、白色の花はザラッとした刺激があります。フリージアの香りは、原種のアルバが持っていた香りの影響が大きいとすれば、こちらが元々の香りに近いのかも知れません。

カメラ:Pentax645 レンズ:SMC Pentax-A Macro 120mmF4 フィルム:RDP3

ラインベルト・ゴールデン・イエローだと思うのですが、そこまで記録していなくてすみません。

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