2009年7月10日 (金)

ほうずき市をNATURA 1600で

2009070085_w Camera : Contax G1, Lens : Biogon 28mm F2.r, Film :NATURA 1600, home made C41

今年のほうずき市は浅草寺の補修工事のため、出店が少なかったようですが、それでも賑やかです。景気の悪い時こそ、このような下町の賑やかさが嬉しいですね。

カメラを手にした人も多かったのですが、みなさま、デジタル一眼でダダダダと凄まじい勢いで売り子の写真を撮ってます。ほおずき市の売り子さんは、祭り慣れしているせいか、カメラに怒突いたりしないのはさすがです。

2009070084_w 私は、ピントが合っているか外したか現像してみないとわからないContax G1でしょぼくスナップ写真を撮っておりましたが、私としてはこれで十分。これが性にあってます。

今回はフジのナチュラというフィルムを使ってみました。と言うか、このフィルムを使いたかったのでほうずき市にでかけました。

2009070083_w このフィルムはいかにも良く写りそうなフィルムで、前から気になっていたのですが、ブローニーサイズが無い為、使う機会がなかったのです。ContaxG1を手に入れるまで、35mmならデジタル一眼、フィルムなら中判カメラと使い分けをしていたので、35mmサイズだけで出ているフィルムには縁がなかったのです。

思った通り、このフィルムは良いです。高感度撮影に強い最新のデジタル一眼は、このような状況では圧倒的に有利で、せっかくのISO1600フィルムも使われる機会は少ないと思われます。

2009070081_w それでもあえて使う価値があるフィルムでは無いかと思います。

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2009年7月 8日 (水)

ベルト式70mmフィルム現像タンクってどうよ

2009070072_w camera : Hasselblad 201F, Lens : Distagon 50mm f2.8, film : PANATOMIC-X AERECON II , Micrdol

70mmの空撮用パナトミックは良いフィルムなのですが、薄すぎてパターソンを改造したリールに上手く入って行きません。空回りをしてしまうのです。それでなくとも、パターソンリールのタイプは幅が広いフィルムが苦手です。
まず、フィルムがたわんでフィルムの両端が溝から脱線しやすくなること。フィルムが長くなると、フィルムを押し込む力点にかかる負担が、幅広のフィルムほど大きいことがその理由です。そのためこのリールではブローニーの220でもやっとです。

220のフィルムもカラーネガのようなベースが厚くしっかりしていれば良いのですが、TXPのベースになると、巻き終わりの頃はだましだまし入れて、やっとという感じです。良識的な厚さのフィルムでさえ、これなのだから、ごく薄の70mmフィルムは無理と悩んでいたら、ベルト式ならどうだろうと思いつきました。

35mmのベルトをニ個一して70mmのベルトを作り、中枠も二個一すれば70mmのベルト式タンクが出来るはずです。でもそんな、タンクもう無いだろうなぁと思って、ヤフオクを見ると、3Bという35mmが3本入るタンクがリール付きで出ておりました。

これは神様がくれたチャンス、こんなもの誰もビットしないだろうと思って、スタート値を入れて放っておきました。ところが、後でメールをチェックすると。負けてる。誰か他の人が上値をつけたようです。世の中狭いです。自分のほかに70mmフィルム用現像タンクを作ろうとする人がいるなんて....。

その後、調べてみたら、このタンクもベルトも現役です。Kingの浅沼商会からでております。新品があるなら、メーカーを応援する意味でも新品を買ったほうが良いですね。でもタンクは良いとして、改造ネタのベルトと中軸は安い中古が無いかなぁ。

ちょっと真剣に考えてます。

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2009年7月 5日 (日)

抜海から南稚内までの丘

Img_8621_w camera : canon EOS 5D, Lens : EF24-105 F4l

私は、好きなものを記録するために写真を撮っております。私自身の個人的な感覚の記録なのですが、何となくまとめてみようと思い立ちました。

はじめに、抜海から南稚内までの丘。

昔、日本がまだ牧歌的だった頃、蒸気機関車の写真を撮る人たちは普通に線路を歩いておりました。

ここは蒸気機関車の撮影の名所で、早朝、札幌からの夜行急行利尻号が南稚内に着き改札を抜けると、みんな必死で抜海方向に向けて線路を小走りに歩いたものです。

数十分後に稚内方面から旭川行きの普通列車がC55に牽かれて、通過するので、それを撮影する為です。

みんな、線路を歩いて、好みの丘を見つけては登ってゆきます。南稚内から抜海までは長い駅間を、線路が丘を避けながら右に左に蛇行しながら走るので、どこで撮っても良い写真になるのです。

今は、蒸気機関車も無く、線路を歩く事も出来ません。ただ、車窓から見るこの丘の光景は昔のままです。一部、南稚内よりの丘に建物が建ちましたが、それ以外は、昔のまんまです。

空があり、丘があり、線路がそれを回りこむように走る。ただ、それだけの景色です。そしての景色が、私は大好きなのです。

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2009年7月 4日 (土)

Rollei レトロ400Sのインフラレッド効果

2009060203_w Camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Rollei Retro 400s, R72, EI=25, PC-TEA

販売元のメーカーは一言も言っておりませんが、Rollei Retro400Sはインフラレッド撮影が出来ます。

これは、私の邪推ですが......。

ローライのレトロ400というフィルムはAgfaのAPX400のOEMでした。その乳剤は切れてしまったけれど、ラインアップを維持する為に、Agfaの空撮用Aviphot400をOEM元として使い、レトロ400Sというフイルム名で更新しました。

ところで、Aviphot400は近赤外レンジまで分光感度を持つフィルムで、特殊フィルムのローライIR820とあまり能力は変りません。しかし、IR820を特殊フィルムとして高い価格で販売している以上、ISO400の汎用フィルムとして価格設定したフィルムが特殊フィルムとあまり能力は変らないとアピールすると、IR820が売れなくなってしまうので、あえて公表していないのだと思われます。

もちろん、ローライのIR820は優れたフィルムです。信頼できるインフラレッドフィルムとしていつまでも残って欲しいと思います。単にレトロ400sの潜在能力が凄いのです。

通常、空撮用のフィルムは分光感度を赤の方に伸ばすのですが、コダックでは700nmを越えたくらいまでで、Agfaのように750umを越えるまで伸ばすのは珍しいのではないでしょうか。

2009070023_w 私は何となくこのフィルムが気に入っているので、これから先、使用する機会が増えてゆくと思われます。

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2009年7月 2日 (木)

Ilford SFX

2009060212_w Camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm f3.5, Film : Ilford SFX, R72, EI=25 +1, PC-TEA

現在、日本の量販店でとりあえず手にいれることが出来る赤外フィルム(インフラレッドフィルム)はIlford のSFXくらいのものだと思います。このフィルムは正式にはインフラレッドフィルムとは言っておりませんが、少なくとも類似する目的のための用途のフィルムです。

私は、ミスリードしない為に、インフラレッドフィルムと言った方が良いと思います。分光感度分布が740nmまでしかないのでインフラレッドを名乗らないのだと思いますが、そのことで、とりあえず普通のフィルムとして使おう、なんてもったいないことを考えてしまうからです。そして、現像してみて、なんだ、20年前に期限が切れたTri-X Panそっくりじゃないか、なんてバチあたりなことを思ってしまうからです。

ちなみに、表題の写真の反対方向をフィルター無しで撮った写真がこれ、こういう使い方をしても悪くは無いです。

2009060213_w

このフィルムは、HP5プラスを元に分光感度を伸ばした乳剤を、ハレーション防止の為の濃いグレーのフィルムベースにコーティングしたフィルムです。ISO200としているのは、露出補正が必要なフィルターを使用することを前提に、保守的な表示をしているものと思います。

実際、このフィルムはR72のような可視光をほぼカットするようなフィルターではなく、オレンジから赤のフィルターをつけて使われることが多いでしょう。そのような使い方には最適なフィルムです。しかし、R72で赤外写真を撮る場合でも、もっとも手軽に入手出来、そして使い易いフィルムに間違いありません。

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2009年7月 1日 (水)

EFKE IR820

2009060191_w Camera : Fuji GF670, Lens : EBC Fujinon 80mm F3.5, Film : Efke IR820, R72,EI=12, PC-TEA

赤外フイルムとは、フィルムの感光する波長を可視光以上にまで広げたフィルムのことで、コダックのHIEとコニカのIR750が有名でした。

現在はこの二つともディスコンになってしまいましたが、コダックのHIEは感光する波長が長く900nm以上まで感光するのに比べ、コニカは保障する波長は750nmくらいまででした。

これで、何が違うかというとHIEは夢の世界のようなハレーションがかかった写真になり、IR750は逆にコントラストの強い写真になる傾向があります。もちろん、これは使うフィルターでどれくらいまでの波長の光をカットするかによりますが、HIEの場合、可視光を全部カットして赤外レンジの光だけで撮影する機会が多く、反対にコニカのフィルムは赤のフィルターでコントラストが利いた擬似赤外撮影をする機会が多かったのかも知れません。

コニカのIR750はディスコンになりましたが、RolleiのIR820はこれに近いフィルムで、フィルターを外せば高性能な高感度フィルムとして使えます。またRolleiのRetro400SやIlfordのSFX等は赤外フィルムとは言っておりませんが、感光は750nmくらいまであり、R72のフィルターを使っても、撮影が可能で、高コントラスト、高解像度の画像で撮影できます。その意味で後継者は豊富で力もあります。

一方、夢の世界のようなハレーションたっぷりの画像の赤外フィルムの後継者はEfke820とEfke820Auraと言われております。この二つのフィルムの違いはハレーション防止層の有無で、Efke820Auraはハレーションを強調するためにあえて防止層を設けてないのです。このことからもこれらのフィルムの路線は、夢見る赤外写真の世界、であるはずナノです。

ところが、Efke820を実際に使ってみると、赤外レンジでグンと感光能力が落ちるフィルムであることが解ります。作例でもGF670のISOの設定を最低の25にあわせ、さらにプラス1の露出補正をかけております。それでも、現像するとほとんど巣抜け、露出不足。かろうじて、このコマがごく薄の状況でスキャンすることが出来たくらいです。

このフィルムにR72をつけて撮影する場合、実効感度はISO6かそれ以下と思われます。晴天の屋外でも手持ち撮影は難しいかも知れません。HIEの後継者としては、もう少し頑張ってもらいたいものです。

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2009年6月29日 (月)

盛岡駅の遺構

R0012459_w 盛岡駅も新幹線の乗り継ぎ駅で無くなってから、在来線に優等列車が見当たらなくなり、一抹の寂しさがあります。昔は、新幹線から「はつかり」に、またはその逆にダッシュする人たちがいて、にぎやかでした。さらにその前は、在来線の特急に「たざわ」も加わり、かつての、青森駅での青函連絡船と接続特急の席取りダッシュを彷彿させるものがあり、懐かしく感じたものでした。

帰省の帰りに久々に盛岡駅に降りて、感傷に浸っていると、偶然、足元にもんなものが。

「やまびこ」はもちろん新幹線のことではありません。それに「みちのく」なんてものもある。そして「はつかり」が2箇所に名前があるのは、583系のと485系があったからです。

「やまびこ」があることからも明らかなように、これは東京方面の特急列車の乗車目標位置です。それも東北新幹線が出来る以前の!

5831_w Camera : Yashica FX2000, Lens : Distagon 35mm f1.4, film : Kodachrome KM

感傷に浸っていた私は突然ハイになり、家に帰って、古いポジを眺めて見つけたのがコレ。東北本線583系「はつかり」最後の日の写真です。

後ろが切れている(12両編成だったのよ)とか、KMで特急の走行写真なんてアホか、という突っ込みはナシでお願いします。

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2009年6月26日 (金)

カシワバアジサイ

2009060093_w Camera : Contax G1, Lens : biogon 28mm f2.8, Film : Reala 500D, home made ECN-2

以前、あじさいには香りがあると書きましたが、この東慶寺のカシワバアジサイを目の前にして二人の女の人が、交互の花の香りを確かめながらおしゃべりしてました。

「シャンプーみたいな匂がする」「えー、何も感じないよ」「うそー、かなり強くにおうけど」「私は、何も感じないけど」

彼女らが去った後、私も花の香りを確かめて見ました。シャンプーという表現も解らなくはないなぁ、でも自分が使っているシャンプーはこんな匂はしないなぁ。それでも香りを感じないという事は無いなぁ。と思いました。

香りの感性は人それぞれです。敏感な香り、鈍感な香りがあるでしょう。そして女性の場合、つけている化粧品によって、敏感、鈍感な香りは影響を受けるかも知れません。

カシワバアジサイの香りはガクではなく細かな花の部分にあります。日に当たっているほうが強く感じますが、どちらかと言うと樹液が発酵したような香りです。悪い印象はありませんが、エッセンシャルオイルにしたいような香りではありません。

ただ、このようなお寺の趣の中では、よく風景にあった香りであると言えるのではないでしょうか。

2009060081_w ところで、ここ、東慶寺はイワタバコの花が沢山みることが出来ます。あじさいの名所の人ごみが嫌なら、こちらへどうぞ。

写真は2枚とも現像に失敗した感じで申し訳ありません。最近ECN-2の現像で、現像不足の失敗が続いております。あれだけ頑張ってバッキングを除去しても、これではねぇ...。

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2009年6月24日 (水)

D96での低温現像

20090601510_w Camera : Contax G1, Lens : biogon 28mm f2.8, film : Plus-x 5231, EI=80,D96 5C,30m

先日紹介した映画用のPlus-x5231は古典的な乳剤で銀も厚いのでいろいろな現像で遊べそうです。

まず行なったのがD96を使った低温現像。このフィルムはD96を使って機械的に迅速現像をするように作られているので、その反対で同じ現像液による長時間現像を試みました。

2009060152_w このフィルムは、厚い乳剤を持っているので、シャドーにもハイライトにも豊かな潜像があると思われます。それを引き出すためになるべく長時間の現像をかけます。この時アプローチは現像液の濃度を薄くするか、現像液の温度を下げるかどちらかですが、ある程度のコントラストを維持して、これを行なうには低温のアプローチの方が良いと思います。

2009060153_w そこで、D96をぎんぎんに冷やして、長時間現像を行なって見ました。曇りの日の夕方、光線的には何の面白さも無い状況です。

結構良く出てきたと思うのですが、どうでしょう。

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2009年6月22日 (月)

父の日プレゼントのエッセンシャルオイル

R0012407_w 父の日のプレゼントに「エッセンシャルオイル」をもらいました。花が好きな父親なんて楽な物で、花でもプレゼントしておけば、大喜びです。

でも今回はちょっとヒネリを利かせたのか、エッセンシャルオイルの詰め合わせをプレゼントでもらいました。

しかし、このエッセンシャルオイルが傑作です。Made in Frenchです。決してmade in Franceではありません。そしてフランス語は一言もありません。全て中国語と英語。そして良く見ると、会社の名前がフレンチ 何とか何とかカンパニーリミテッド。Made in Frenchの由来です。

この中には36のFRENCH PURE ESSENTIAL OILが入っているとありますが、実際は12種類x3列です。

そしてこのFRENCH PURE ESSENTIAL OILはどれも同じ色。さすがにニオイは違いますが......。さらにユリ、だとかスミレだとか通常のエッセンシャルオイルでは見られない、レアものが沢山入っております。ちなみにジャスミンなんて開けようものなら、たちどころに頭がくらくらしてきます。

もうお解かりになったと思いますが、これはエッセンシャルオイルではありません。FRENCH PURE ESSENTIAL OILという名前の香料調合油です。

しかし、さすが中国製品。なかなか手が込んだ仕掛けです。せめてもう少し調合センスが良ければ良かったのですが。オイルのニオイが部屋に充満して困ってます。

もちろん、会心の笑顔でプレゼントのお礼はしたし、そして実際に楽しませてもらいました。香りの良い花の中国名も良い勉強になりました。また中国ではどんな花の香りが好まれるのか、新たな興味も生まれました。

本当に良い父の日プレゼントでしたよ。

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